[新装版]全訳「武経七書」3 六韜 三略 – 柔よく剛を制し、弱よく強を制す
評価・レビュー ☆5/5 六韜は太公望と周の文王・武王とのやり取り、三略は太公望が書き神仙の黄石公が選録した兵法書です。 六韜は具体的な軍の編成や戦術の話が多く、三略は戦略や治世の全体的まとめ的な感じかなと。 どちらも初… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 六韜は太公望と周の文王・武王とのやり取り、三略は太公望が書き神仙の黄石公が選録した兵法書です。 六韜は具体的な軍の編成や戦術の話が多く、三略は戦略や治世の全体的まとめ的な感じかなと。 どちらも初… 続きを読む »
恐怖政治ばりの厳しさで兵士を管理 尉繚子は誰が書いたかは定まっていませんが、当時の軍令を含めた軍隊の様子を知るのに一助となるなあと感じました。特に軍令については、結構詳細に書かれていてとても興味深いです。 重刑令の項目以… 続きを読む »
軍隊にはゆるやかさが必要 軍旅は舒を以って主となす(軍旅以舒為主)とは、司馬法 天子之義に出てくる一節。 舒とは、ゆるやか、ゆったりなどの意味。 意味としては、軍隊は余裕をもたせることが大切ということ。 余裕をもつことで… 続きを読む »
これは孫子を学ぶ私的メモと意訳です。作戦篇では戦争の考え方について書かれています。 作戦篇 孫子曰、凡用兵之法、馳車千駟、革車千乗、帯甲十万、千里饋糧。則内外之費、賓客之用、膠漆之材、車甲之奉、日費千金、然後十万之師挙矣… 続きを読む »
呉子曰く 呉子の一節に、 故曰、用兵之害、猶予最大。三軍之災、生於狐疑。 という言葉があります。 意味は、 戦争の害は決断遅延が最も大きい。三軍の災は狐疑より生まれる。 という感じ。 三軍とは軍隊のこと。昔は左右の軍と中… 続きを読む »
善く兵を用うる者は 善用兵者、役不再籍、糧不三載。取用於国、因糧於敵。故軍食可足也。国之貧於師者遠輸。遠輸則百姓貧。近於師者貴売。貴売則百姓財竭。財竭則急於丘役。力屈財殫、中原内虚於家。百姓之費、十去其七。公家之費、破車… 続きを読む »
其用戦也、勝久則鈍兵挫鋭。攻城則力屈。久暴師則国用不足。夫鈍兵挫鋭、屈力殫貨、則諸侯乗其弊而起。雖有智者、不能善其後矣。故兵聞拙速、未賭巧之久也。夫兵久而国利者、未之有也。故不尽知用兵之害者、則不能尽知用兵之利也。 その… 続きを読む »
兵を用うるの法は 孫子曰、凡用兵之法、馳車千駟、革車千乗、帯甲十万、千里饋糧。則内外之費、賓客之用、膠漆之材、車甲之奉、日費千金、然後十万之師挙矣。 孫子曰く、およそ兵を用うるの法は、馳車千駟(ちしゃせんし)、革車千乗(… 続きを読む »
夫未戦而廟算勝者、得算多也。未戦而廟算不勝者、得算少也。多算勝、少算不勝。而況於無算乎。吾以此観之、勝負見矣。 それいまだ戦わずして廟算(びょうさん)勝つ者は、算(さん)を得ること多ければなり。いまだ戦わずして廟算勝たざ… 続きを読む »
兵者詭道也。故能而示之不能、用而示之不用、近而示之不遠、遠而示之不近、利而誘之、乱而取之、実而備之、強而避之、怒而撓之、卑而驕之、佚而労之、親而離之、攻而無備、出其不意。此兵家之勝。不可先伝也。 兵は詭道(きどう)なり。… 続きを読む »
計利以聴、乃為之勢、以佐其外。勢者因利而制権也。 計、利として以って聴かるれば、すなわちこれが勢をなして、以ってその外を佐(たす)く。勢とは利に因(よ)りて権を制するなり。 私的意訳: 情報比較分析で有利とわかれば、これ… 続きを読む »
故校之以計、而索其情。曰、主孰有道、将孰有能、天地孰得、法令孰行、兵衆孰強、士卒孰練、賞罰孰明。吾以此知勝負矣。 故に、これを校(くら)ぶるに計を以ってして、その情を索(もと)む。 曰く、主孰(いず)れか有道なる、将孰れ… 続きを読む »
故経之以五事、校之以計、而索其情。 一曰道。二曰天。三曰地。四曰将。五曰法。 道者、令民与上同意也。故可以与之死、可以与之生、而不畏危。 天者、陰陽、寒暑、時制也。 地者、遠近、険易、広狭、死生也。 将者、智、信、仁、勇… 続きを読む »
孫子曰、兵者国之大事、死生之地、存亡之道。不可不察也。 孫子曰く、兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり。察せざるべからざるなり。 私的意訳:孫子曰く、兵は国の大事であり、生き死にが大きく関わり、国の存亡に関わるため… 続きを読む »
これは孫子を学ぶ私的メモと意訳です。まずは始計篇。始計篇では戦争が始まる前の準備段階について書かれています。 孫子曰、兵者国之大事、死生之地、存亡之道。不可不察也。 孫子曰く、兵は国の大事であり、生き死にが大きく関わり、… 続きを読む »