映画 カウントダウン 余命アプリというシンプルでわかりやすい設定でご飯3杯いける系

投稿者: | 2022年7月12日

評価・レビュー

☆5/5

個人的に「自分の余命が表示されるアプリ」という設定が秀逸で良かったです。海外のホラー映画ってビックリドッキリ系が多いのですが、本作はそこも抑えつつジトッとした怖さのシーンもあって見せ方が上手いなあと。

ホラー映画としても様々な要素を盛り込みつつも、テンポよく話も進み、かなりよくまとまった作品かなと思います。

シンプルでわかりやすい設定

正直、この設定だけで☆5。ご飯3杯いける系かなと。

まずこの手のホラー映画って、誰かに移したりとか、ルールがあったりとかするんですけど、本作は単純に余命のカウントダウンで0秒になったら死んでしまうというシンプルな内容。なので、とてもわかりやすい。

スマホの無料アプリって結構気軽にダウンロードしがちですし、話のノリでダウンロードすることもありますよね。その導入が今っぽくて良いなと。

で、人によって余命が違うという設定もまた素晴らしいです。まさにジョークアプリって感じがして、周囲から信頼されにくく、うまく主人公たちが孤立する状況を作っていると思いました。

想像を掻き立てる

「自分の余命が表示されるアプリ」という設定の素晴らしさは、視聴者に様々な想像を掻き立てさせる点もあるかなあと。

ホラー映画を結構見ている人なら、映画を観ながらxx系かな?とかいろいろと考えますし、観終わった後もxx系にした方が面白かったなど様々な意見がでると思います。

正直、その時点で設定勝ちかなと。そういう意味で上手い設定だなと思いました。

話としては

若者たちが自分の余命がわかるアプリを見つける。スマホにダウンロードし、自分の余命年数で盛り上がるが、その中の一人の女性コートニーの余命は「3時間」と通知が届く。アプリのカウントダウンが「0」になったとき、彼女は想像を絶する恐怖に襲われた!亡くなったコートニーのボーイフレンドのエヴァンは交通事故を起こし緊急入院。入院直後のエヴァンもアプリの通知の時間通りに謎の死を遂げる。彼の死に疑問を持った看護師のクイン(エリザベス・ライル)は、生前エヴァンが話していた”カウントダウン”のアプリをダウンロードしてしまった。彼女の余命は3日と告げられる……。

カウントダウン

2019年作品。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

カウントダウン [ エリザベス・ライル ]
価格:3572円(税込、送料無料) (2022/7/12時点)


ちょいネタバレあり感想

個人的に本作でとても好きなシーンとして、病院のトイレで足だけで怖がらせるところがあります。

扉の下の部分だけが見える状態の個室のトイレが並んでいて、そこに足が見えていて、トイレを横にすり抜けるように歩くだけなんですが、明らかに何かおかしい感がとても出ていてとても良かったです。

ビックリドッキリさせるわけではなく、日本のホラー映画風でもあり、また上手いアイデアだなあと。

神父さんについては賛否あるとは思いますが、個人的にはちょっとコメディ的な要素もあって楽しかったです。やっぱホラーはコメディ的なところが無いとね。

オチは個人的に納得はできましたし、いわゆるホラー映画あるあるの引きもあってうまくまとめているなあと思いました。

まあ、敢えて言えばエンドロール中のシーンは無くても良かったかもとは思いましたが。

それでも設定による引き、わかりやすさ、テンポの良さ、ホラー映画としてのバランス、しっかりオチと非常によくできた作品だと思います。

リンク