評価・レビュー
☆4/5
シヴィライゼーションを戦闘メインにした感じのターン制ストラテジーゲーム。
都市の発展、多文明との交渉、帝国発展スキル、ヒーロースキル、学術書など、強化の方法が多岐にわたり、また派閥（種族のようなもの）も多数あるため、全貌の把握はかなり大変。ただ、その分やりがいのあるゲームだと思います。
基本的には都市を発展させて、野良モンスターを倒して領域を拡大し、中立勢力を交渉したりして、国力を高めながらゲームの勝利条件を目指していきます。
勝利条件は4種類で
- 軍事勝利
- 拡張勝利
- 魔法勝利
- スコア勝利
があり、単純に敵を倒せば良いというわけではありません。このあたりもシヴィライゼーションの影響は感じますね。
戦闘はオートと手動があり、選ぶことが可能です。オートでは戦闘結果だけが表示されます。特徴的なのは結果に納得できなければ手動戦闘でやり直しできる点。手動戦闘は六角形のヘックスによるターン制バトルになります。
初級マップクリア後の感想
とりあえず初級マップを軍事勝利でクリアしました。事前情報も見ず、手探り状態でプレイしたのもあって合計で6時間ちょっとかかっています。
で、最初の感想としては情報量が多いかなと。いわゆるパラドゲーと言われる系統のゲームらしく、とにかく情報量が多くて、やれることも多いため、正直、最初は何が正解なのかわからずにプレイしなければならないのが大変でした。
Age of Wondersシリーズをプレイしている人なら問題ないと思いますが、これから始める人はAge of Wondersの情報をある程度集めて、攻略サイトなどを見てから始めることをおすすめします。
PS5版ではクラッシュしなかった
本作はPC版とPS5版、Xbox版がリリースされています。PC版はかなりクラッシュするみたいで、Steamの最初の評価は賛否両論でしたが、現在は非常に好評に変わりました。コメントを見ても、Goodしている方でもクラッシュはしているようで、それでも面白いという評価なので、ゲームの出来としては良いと思います。
自分はPS5版でプレイしましたが、特に動画遅くなったり、止まったりしていないので、PC版よりは安定しているかなと思います。逆に言えば、PCのスペックとか構成によってクラッシュしやすいというのはありそうです。
面白いけど気軽にプレイしにくい
個人的には様々な追加効果を組み合わせて強化していくのは非常に面白いなと感じたのですが、じっくり腰を据えてプレイするゲームなので、その点でも少し敷居が高いのと、マスには受けにくいかなと思いました。ボードゲームで言えば、重ゲーと言われるジャンルに近いですね。
またチュートリアル的なものは無いので初心者はキツめな印象。一応説明文があるのですが、日本語の翻訳が甘いところがあって、xxを作れという指示があるのにxxが無いということがあったり、xxを作れと指示されたのにxxの作り方がわからなかったりと、個人的に少し苦労しました。洋ゲーあるあるなので、そこまで気にはしてないのですが、洋ゲー初心者だと最初の段階で挫折しそうだなという印象。
