トレーディングカードゲーム（TCG）において、よく言われるのが運ゲーだからつまらんという指摘です。これはTCG初心者から良くでる話題。ですので、そのあたりについて少し書いていこうと思います。
運ゲーと言われる理由
そもそも複数のカード（デッキ）から1枚カードをランダムで引くという行為自体が運要素で、運がからむゲームであるのは確かです。これはTCG全般に言えることですね。
しかし、多くの場合、その点をもって運ゲーと言われるわけではありません。
運ゲーと言われる理由の根本は、
強いカードを引けるかどうか？
という点です。
なぜこれが根本理由かと言うと、勝敗は強いカードによって決まると思われているためです。
確かに強いカードに対処できないと負けてしまうことが多いでしょう。
しかし、2021年11月現在のTEPPENにおいては、コモンやレアカードであってもレジェンダリーと言われるもっともレアリティが高く強いカードに勝つことが可能です。そういう意味ではバランスが結構取れているカードゲームだと個人的には思います。
運要素が無いとは言いません。ただそれはTCGというゲームシステム上の運要素であり、TEPPEN固有のものでは無いのです。
実際にデッキ構築の方法によって強いカードが入ったデッキに勝つこともできます。
アンチカードを入れよう
TEPPENでは強いカードであっても、コモンやレアカードで対処することが可能です。どんなカードであっても、アンチカードがあります（まあ、無いときもありますが・・・）。
アンチとは反対とか対抗などを意味する言葉です。つまり、アンチカードとは強いカードに対抗できるカードのこと。
わかりやすい例を挙げましょう。
コアの黒属性のカードでクロウという空戦を持ったユニットがいます。空戦を持っていると相手のユニットが空戦を持っていなければヒーローに直接攻撃することが可能です。このような空戦を持ったカードに対するアンチカードとしては緑属性の爆雷針があります。
爆雷針はダメージを与えた上に空戦を解除するというカードです。
いやいやクロウはレジェンダリーじゃないじゃないか、という意見もあるでしょう。確かにそうですが、ここで大切なのは空戦には爆雷針というアンチカードがあるということなのです。つまり、何らかの対処はできるということなのです。
レジェンダリーのカード 怒れる竜王 リオレウスを例に話していきましょう。
怒れる竜王 リオレウスはHPが7なので爆雷針で倒せないじゃないか！と言われるかもしれませんが、ここで重要なのは空戦を解除できる点です。
怒れる竜王 リオレウスに爆雷針を使った場合、3/2の地上ユニットになります。HPが残り2ですからMP3の2/5ユニットで倒すこともできますし、アクションカードを使っても良いでしょう。
仮にMP3のユニットで相打ちをした場合、相手は怒れる竜王 リオレウスにMP8、自分はMP1の爆雷針とMP3のユニットカードでMP4。つまりMP4差ができるわけです。
このMP4でユニットを何か出したとしましょう。相手はそれに対抗するために何かしらのMPを使う必要があります。しかし、怒れる竜王 リオレウスで8MP使っているのですぐには対処できないでしょう。MP4のアドバンテージは相手がうまく対処しない限りずっと続きます。つまり、ずっと有利な状態を保つことができるのです。
このようにレアリティが高い強いカードであっても、対処方法さえ間違えなければ有利な状況を作り出すことが可能なのです。
結論
結論を言えば、強いカードを倒せるアンチカードをデッキに入れることで強いカードに勝てるということです。
もちろん強いカードを使った方が勝ちやすいのは間違いありません。ただそれはカードが強いから勝てたのではなく、相手がそのカードに対処できなかっただけなのです。対処できるカードをデッキに入れておけば何とかなることがほとんどです。
つまり、何が言いたいかと言うと、
TEPPENを運ゲーにしてしまっているのは自分自身
ということです。
冒頭でも言いましたがTCGというゲームシステム上、運が絡むのは当たり前。
ただ、強いカードを引けるかどうかという運ゲーにしているのは、デッキに対処カードを入れていないだけの場合がほとんどです。特にTCG初心者の場合、そもそもアンチカードという考え方が無かったりします。ぜひ、一度、アンチカードについて考えてみてください。
この記事が何かの参考になれば幸いです。
また、他にも運ゲー要素を下げる方法や運ゲーに関する話はいろいろとありますが、それについてはまた別途。
追記
説明不足な部分もあったので、補足の記事を書きました。
→ 補足：アンチカードとメタカード 個人的認識 TEPPEN攻略 | ネルログ
