PS4 Inscription ローグライクデッキ構築型カードゲームだけど・・・それは世界一部でしかない

投稿者: | 2022年9月8日

評価・レビュー

☆5/5

Inscriptionはローグライクデッキ構築型カードゲームです。ただ、本作は謎解き要素もあり、一言で言い表せないのが特徴。

ネタバレすると面白さが無くなってしまうのであまり詳しくは書きませんが、単純なローグライクデッキ構築型カードゲームではありません。

自分はPS4でプレイしましたが、もともとはSteam (PC)版でリリースされており、評価は圧倒的好評で10/10となっています。

正直、クリアしても本作の全貌はわからないので、クリア後に考察ネタバレサイト(後述)を見るのをおすすめします。それらの情報を合わせて☆5としました。

遊戯王みたいなTCG要素

ローグライクデッキ構築型カードゲームと言うとSlay the Spireが元祖ですが、本作は遊戯王のようにユニットを生贄に捧げてより強力なユニットを出すというTCG(トレーディングカードゲーム)寄りになっているのが特徴です。

普通のローグライクデッキ構築型カードとはかなりプレイ感が違います。

カード合成要素が面白い

本作ではカードを組み合わせて強くできるのが特徴。例えば、毒の印(能力)を持つカードと他のカードを組み合わせることで、新しい毒持ちのカードを作ることができます。

また、ローグライクなのでゲームに敗北し負けてしまうと最初からになるのですが、持っているデッキからランダムでカードが3枚ピックアップされ、カードのコスト、攻撃力/HP、印(追加効果)をそれぞれ選び新しいカードを作ることができます。

これがとても面白いシステムだなと思いました。ゲームバランスを壊すほど強いカードも作れます。

作り込まれた世界観

Inscriptionはおどろおどろしい雰囲気が特徴ですが、ホラー要素はほとんどありません。ただ、それらの世界観が謎解き要素とも絡んでいたり、ゲームシステムと絡んでいたりして、とても良くできています。

また、カードがしゃべるというギミックも面白かったです。これもストーリーに絡んできますし、かなり作り込まれているなという印象です。

謎解き要素がある

本作ではプレイしていくと世界が変化していく、謎解きアドベンチャー的な要素があります。細かくは書きませんが、純粋なローグライクデッキ構築型カードゲームではないため、このあたりは少し賛否があるかなと思いますが、個人的にはとても楽しめました。

ゲームをすべてクリアすると、より本格的なローグライクデッキ構築型カードゲームがプレイできるKAYCEE’S MODが追加されますので、ゲーム部分をより純粋に楽しむことも可能。

初見プレイ動画

とりあえずStem版が好評価だったのであまり深く考えずにプレイしています。クリアまで全部配信していますが、正直言えばぜひプレイしてほしいなと。

というのも、結構ちょいちょい驚くことが多いため、それを新鮮な気持ちで楽しんでほしいため。

さらに、本作はゲームをクリアしただけでは終わっていないのが特徴で、ただゲームプレイ画面を見ているだけでは体験できない、自分でプレイしたからこそ感じることができる面白さがあります(後述)。

ですので、カードゲーム系が好きなら、ぜひプレイしてほしいなと思います。

クリア後に読んでおきたいサイト(ネタバレあり)

本作をプレイすると意味不明なことが結構出てきます。それらには意味があって、最終的に代替現実ゲーム(ARG:alternate reality game)になっているのが特徴です。

ぜひクリアしてから下記サイトを読んでほしいなと思います。

上記を読んではじめてInscriptionをクリアしたと言えるほど、奥が深いというか、隠し要素が多いというか、普通はわからねーよ的なことがたくさんあります。

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