アニメ パリピ孔明 三国志好きならニヤリとしてしまう孔明の策略が現代で炸裂するのが面白い

投稿者: | 2022年7月5日

評価・レビュー

☆5/5

若干、中盤で中だるみ感はあったけど、総じてとても面白かったです。

OP曲が最高

やはりOP曲の「チキチキバンバン」のノリが良くて耳に残るフレーズとリズム感がテンションを上げてくれますね。

独特のダンスも踊ってみた系の動画がかなりアップされていますし、狙ったとおりのプロモーションなのかなと思います。

原曲はハンガリーのミュージシャン ジョリーの曲で、こちらもこちらで良い感じ。

設定の妙

諸葛亮孔明が現代の渋谷に転生し、売れない歌手 英子を様々な策略を用いてメジャーへ押し上げていくという設定。

孔明は三国志を知らない人でも名前は知っている人物の1人でもあり、掴みとしてとても素晴らしいなと思いました。

また、ストーリーの中で使われる策略は実際に三国志の話から持ってきていることもあり、三国志を知っている人からするとニヤリとしてしまうのが特徴。三国志好きならこの時点で楽しめちゃうのが本作の良さかなと思います。

話としては

あの諸葛孔明が!なぜか渋谷に!!まさかの転生!!! 渋谷で出会った月見英子の歌に心を奪われた諸葛孔明は、英子の軍師として仕える。そして・・・。 天才軍師の圧倒的無双を誇る知略計略が音楽シーンに新たな伝説を誕生させる。 原作はヤングマガジンまで勢力拡大中の「パリピ孔明」を、まさかのP.A.WORKSがアニメ化 諸葛孔明役は、三国志のキャラクターを数々と演じてきた置鮎龍太郎。 月見英子役は、本渡楓と歌唱パートはネットで絶大なカリスマ性を誇る歌い手96猫によるダブルキャスト。 予測不能の畳み掛ける驚きの知略計略。 圧倒的な心揺さぶる音楽と歌。 溢れる爽快感と止まらない疾走感で贈る、笑えて!エモい!メンタル復活系エナジーエネルギッシュTVアニメが2022年4月5日に爆誕!Let‘s Party Time.

パリピ孔明

個人的に感じた中だるみ感

個人的に本作の一番の面白さは孔明の策略がどう展開されていくのか?なのかなと思っています。その点で、途中若干孔明感が少ないところがあって、中だるみ感があったかなあと。

まあ、ストーリー展開として必要というのはわかりますし、英子の成長を描きたいというのもわかるのですが、やっぱり個人的にワクワクしちゃうのは孔明の策略部分でしたし、元のコンセプトもそこがメインだとも思うので、もっと孔明推しだったら嬉しかったなあという感じです。

このあたりは人によって感じ方は違うと思うので、あくまで個人的な感想。

それでも本アニメはかなり出来が良く、面白いアニメでした。

荒唐無稽な話でもない

孔明の策略がこんなにうまくハマることはないですが、当時の考え方というのは今でも通用する部分は結構あると個人的には思っています。

一番の例が孫子で、孫子の名前を冠したビジネス書ってかなり多いです。

孫子は兵法書ではありますが、その本質は「戦わずして勝つ」で、まずは情報戦を制し内政を充実させることを重視しています。圧倒的国力によって相手を屈服させ、戦争は下策としているのが特徴です。

情報戦は現代では当たり前の話ですが、すでに孫子の時代に情報戦を重要視していたのは驚きでもあります。そしてそれは現代ビジネスでも重要ですよね。そういう意味で現代でも通じるところがあるというわけ。

孔明は天才軍師として劉備に仕え、戦での功績が目立ちがちというか、三国志の話ではそこがメインではありますが、実際には内政家として素晴らしい人物です。ですので、孔明の考え方も現代に通じる部分はいっぱいあるんだろうなと思っています。

そういうのが今後話として出てくると個人的には嬉しいなと思いました。

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