悪魔公女 – 体は子ども心は悪魔、人々から聖女と崇められる物語

投稿者: | 2023年6月11日

評価・レビュー

☆4/5

悪魔公女が生まれるまでの物語を描いたファンタジー小説。最初はスライム的なものから始まり、その後悪魔として成長、そして人間へ転生し、聖女と呼ばれるまでが描かれています。続刊あり。

とりあえず、Kindle Unlimitedで評価の高い小説を読んで行こうということで、殺戮にいたる病すべてがFになるを読み、ハサミ男は昔読んだので、悪魔公女を読んでみたという感じ。

全体として読みやすい文章ではありましたが、個人的には少し読み進めるのが大変だったかなという印象。フワフワした話がちょっと長めだったのが、理由かなとは思っています。

終盤は展開が速く、一気に読むことができ、楽しむことができました。

ファンタジーものが好きなら、面白いと思います。


ちょいネタバレあり感想

このあたりは、完全に好みの問題なので、良い悪いというよりも、自分の好みかどうか、琴線に触れるかどうかという話ですが、本編に至るまでがやはり長すぎるかなと感じました。

まず、タイトルでネタバレし、序盤で悪魔を公言してしまっている時点で、オチが完全に見えている状態。

で、個人的に面白さは、やはり悪魔と人間の心の同居や悪魔と正反対にある聖女という役割を与えられた主人公にあるんじゃないかなあと。なので、本編とも言える後半は抜群に面白くなってきます。

ただ、そこが短くて、サクッと終わってしまって、ぬぬぬという印象でした。まあ、次巻を買って読めという話だとは思うので、本作だけで評価するのは違うのかもしれません。

もう少し本編が長くても良いのかなと感じました。

まあ、完全に好みの問題です。

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