東大理三の悪魔 – 世界に対する新しい視点みたいなのが好きな人なら、楽しめる作品
評価・レビュー ☆4/5 東大理三に受かりながら、仮面浪人をしている主人公が、図書館で勉強しているときに不思議な女性に出会い惹かれていく物語。 これだけだと、恋愛物に思えますが、SFファンタジーなのと、少し話が難解な点が… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 東大理三に受かりながら、仮面浪人をしている主人公が、図書館で勉強しているときに不思議な女性に出会い惹かれていく物語。 これだけだと、恋愛物に思えますが、SFファンタジーなのと、少し話が難解な点が… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 投票で人を排除し、裏切り者を探していく、いわゆるデスゲーム。野いちごジュニア文庫ということで、小中学生向けですが、王道の流れで、わかりやすくまとまっており、サクッと読めて良かったです。 話として… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 モノに溢れた豊かな時代に育った若い世代のことを、乾けない世代(乾きが無い世代と言った方がわかりやすいかも)と言い、若者たちのモチベーションの在り処や今後の生き方について書かれた本です。 その要点… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 人間は 「思い込み」「決めつけ」「先入観」に囚われて生きています。いわゆるバイアスと呼ばれるもので、バイアスが無い人は存在しないと言えるでしょう。 本書ではそんなバイアスについて、非常にわかりや… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 作家で詩人のヘルマン・ヘッセの書籍から、言葉をピックアップしてまとめた本。 物語や詩の一節のこともあれば、書簡もあり、多岐にわたっているのが特徴です。 何の気無しに読み始めたら、一気に最後まで読… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 時間は存在しないが非常に面白かったカルロ・ロヴェッリ氏の著書。 基本的なスタンスと言うか、考え方は一緒で、カルロ・ロヴェッリ氏が研究しているループ量子重力理論から、世界は粒と粒の関係性で出来てい… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 眠れなくなるほど面白い 図解シリーズの孫子の兵法編。 基本的な構成は、孫子一説を引用し、その意味を紹介しつつ、現代的な物事、例えば仕事や人間関係などの事例を図解で紹介するという形です。 孫子の兵… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 30ページほどで、要点だけが書かれている点が個人的に好感触。 ビジネス書って、ダラダラと書かれることが多いので、こういうシンプルでサクッと読めるのは良いと思いました。 内容としては、スピリチュア… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 現代における明確な答えの無い問題について、網羅的にわかりやすく紹介しており、非常に良かったです。 タイトルに”こども”とありますが、大人が読んでもいろいろと考えさせられる… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 様々なシチュエーションの短編集で1話読み切りなので、サクッと読めるのが良いところです。 タイトルは5分後となってるけど、多少文量にバラツキはありですが、10分あれば確実に読めると思います。 個人… 続きを読む »
評価・レビュー ☆3/5 善悪という概念が人間に錯覚を起こし、それに支配されているという内容。 言ってしまえば、人間は都合よく善悪を使い分け、逆に善悪に踊らされてるって感じです。 自分自身を騙しているという表現の方が正し… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 六韜は太公望と周の文王・武王とのやり取り、三略は太公望が書き神仙の黄石公が選録した兵法書です。 六韜は具体的な軍の編成や戦術の話が多く、三略は戦略や治世の全体的まとめ的な感じかなと。 どちらも初… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 当時の宗教的な道徳や善の価値観をぶち壊しつつ、奴隷階級から生まれた善の概念をルサンチマンとして一刀両断するなど、善という概念に対するアンチテーゼを投げかけるといった内容。 著者のニーチェは「神は… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 様々な要因で人生に立ち止まってしまった主人公が旅などを通して、再び歩き始め、人生が動き出すという物語の短編集。 主人公はすべて女性なので、女性の方は共感できる部分も多いかなと。 また、死語ですが… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 迷路の世界の住人 2匹のネズミと2人の小人は、迷路を探索して大好きなチーズを見つける。大量にあったチーズだったが、ある日チーズが無くなってしまうのだった。そして、 2匹のネズミと2人の小人はそれ… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 田舎の村で希望を失くしていた少年 江都日向は、身体が徐々に金塊に変わる”金塊病”の患者を収容しているサナトリウムの患者 女子大生 都村弥子と偶然出会い、都村弥子から自身の… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 仕事も私生活も上手く行かず悩んでいたアレックスは、周りの雑音から抜け出し一人で考えたいと思い故郷で思い出のある公園に向かった。そこで賢者になるための旅をしているという少年 サイードに出会う。サイ… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 就職活動で悩んでいた主人公が、いつも通っている書斎カフェ「書楽」で、手紙を10通やり取りすることで人生が変わる「手紙屋」というポスターを見つけ、半信半疑ながらも手紙を送ったことで人生が大きく変わ… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 フランス革命をはじめ、主権は国民にあるという考え方の基礎となった著作。 読みやすい翻訳と解説があって、かなり理解しやすかったです。 以下は本書から引用しながら、個人的に思ったことなどのメモ。 君… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 Blue(ブルー)と呼ばれた男を中心にした、殺人事件を追う刑事やBlue(ブルー)に関わった人たちの物語。 舞台が平成というのが特徴。 話としては、 平成15年に発生した一家殺人事件は引きこもっ… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 猟奇殺人事件に遭遇したことで見習いカウンセラーになった中島保は、犯罪者が再犯を試みた時に、それを抑制する方法として、脳の一部に外部から腫瘍を作る方法を研究していた。自身も実験台になり、いざ実際に… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 急な多数の保険解約によって窮地に立たされていた保険営業の修一は、家族のこともあり、何とか挽回しようともがいていたが上手く行かず、不機嫌な日々を送っていたのだが、ふと乗ったタクシーによって、人生が… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 人によって感じ方は様々だと思いますが、個人的な感覚としては、自分とは出発点が違ったこともあって、その点がいろいろと気になってしまいました。 当時の状況を考えれば、科学的な情報が少ないということも… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 国家は民のために存在しています。 日本に住み生きていれば、今でこそ当たり前のように感じることかもしれません。 ただ、ジョン・ロックが生きた1600年代では、そんなことを考える人の方が少数派でもあ… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 時間とは何かについて、最新の物理学から紐解いていくという内容です。 驚くべき点は全編を通して数式が1つ、それも超シンプルな数式しか出てこないこと。 ですので、数式が苦手な方でもとても読みやすいの… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 成功するには、 現実(未来)=目的地×手段×メンタル が大切で、そのためのメンタル作りの本という感じ。 何が起きても動じない心というよりも、ちゃんと目的を見据えて行動し、それを継続するためのやり… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 アインシュタインの書簡へのフロイトからの返信と、喪とメランコリー、精神分析入門・続の2講義を収録。 やはりメインは、「人はなぜ戦争をするのか」についてのフロイトの分析や考え方、視点かなと思います… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 ヴィトゲンシュタインによる「論理哲学論考」は、20世紀に新たな哲学の世界を生み出したものの、かなり難解で、捉え方も人それぞれのようです。 特徴的なのは、文章ではあるものの箇条書きに近い感じで、そ… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 ブッダの言葉である「真理のことば」(ダンマパダ)、「感興のことば」(ウダーナヴァルガ)についての訳と、解説が書かれた書籍。 内容としては、ブッダが良くないと思っている人間の感情を、様々な言葉で徹… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 個人的にずっと考えていたことがかなり書かれていて、共感できました。 内容をざっくりいうと、「短期的な利益に惑わされず自分の目標に向かって一歩一歩進んで行けばゴールに着く」という感じ。 個人的に大… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 ソクラテスの弁明とは西洋哲学の始祖的なソクラテスが、裁判にかけられた時の弁明をプラトンが書いたもの。 昔自分は、無知の知と学びましたが、現代では少しニュアンスが違っていて、無知の自覚と言われてい… 続きを読む »
評価・レビュー ☆3/5 ざっくりいうとランダム性とフィードバックの連鎖が原因で株価の先は読めない、つまり不確実なので、不確実性を織り込んで株をしましょうという話。 個人的には結構疑問に思ったことが多々あり、うーん?と思… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 十八史略とは古代中国から南宋末までの歴史をさらっと通しでまとめられたもの。 ビギナーズ向けということで、解説がわかりやすく、ざっくりと中国の歴史を知るという意味では、とても良いと思いました。 歴… 続きを読む »
評価・レビュー ☆3/5 蒙求(もうぎゅう)は古代中国の偉人や悪人たちを子どもたちが歌って覚えられるようにしたもの。 ただ、名前とその人物を象徴する言葉を繋げたもので、内容自体は詳しくありません。 なので、その注釈を読ん… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 老子・荘子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典は中国諸子百家の老子と荘子を取り上げた初心者向けの本。老子は全体の約半分、荘子はほぼ十分の一程度ですが、時代背景やそれぞれについての解説もあり、老… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 墨子(墨翟:ぼくてき)の言葉をとてもわかりやすくまとめた書籍。非常に読みやすくスラスラと読めるのが特徴です。 網羅的というよりは全体感を掴むのにとても良いと思いました。 ビギナーズ・クラシックス… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 イノベーションのジレンマを記したクレイトン・クリステンセン氏によるイノベーションを予測して起こすための理論というか、考え方をまとめた書籍。 人は 「片づけるべき仕事(ジョブ)のためにAを雇用(ハ… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 全体的に欲や俗世を捨てることを最上としていて、書かれているようなことを実践するのは、現実的には難しいだろうなとは感じました。そもそも論として、山の中に隠棲したとして、どうやって生きていくのか?と… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 前のめりに生きたい人には良いかなと思います。全体として、一貫しているのは、アフォメーション(肯定的な言葉による自己暗示)ですね。 つまり、自分自身を自己暗示で変えていくという感じ。 最初に前のめ… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 文章からも、筆者本人の自己肯定感の強さを感じることができ、意識高い系の人でガツガツと行動できる人向けの本かなと思いました。 ☆4にした理由が、終盤でスピリチュアルな感じの内容が出てくるため。言わ… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 「ChatGPTで小説を書く魔法のレシピ!: プロ作家とストーリーデザイナーが教える物語の秘密」は、ChatGPTを物語分析に活用する方法を紹介している書籍。物語や創作において、ChatGPTと… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 やってみたかったことがあるけれど、あきらめた人や、今やりたいことがあるけれど、挑戦するのは難しいと思っている人におすすめの一冊。 著者はアラフォーにして通信制の芸術大学入学を決意し、仕事や育児と… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 小説家 治と病で亡くなってしまう柿緒の恋愛を、主に治視点で描いた小説。単純に2人の物語ではなく、パートごとに、SFのような小説(たぶん、治が書いたもの?)が挿入されているのが特徴です。 第131… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 角川ホラー文庫から、傑作短編を集めたオムニバス。収録されている作品は、 です。 個人的に小林泰三先生の人獣細工は以前読んでおり、懐かしさもあって、読んでみました。 短編集ということもあって、全体… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 激しい雨の晩に誰にも見られず死体を川に捨てた弁護士 御子柴礼司であったが、後ろ暗い過去があり、優秀な刑事によってすぐに御子柴礼司へ容疑がかかってしまう。しかし、御子柴礼司には鉄壁のアリバイがあっ… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 イエール大学の天才をテーマにした講義の書籍化。過去、天才と呼ばれた人々のエピソードを様々な角度から分類し、天才の傾向を探るという内容です。 目次は、 という感じ。 で、かなりの分量があるので、結… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 異世界転生戦記もの。平凡な男 高倉頼蔵は異世界転生しウォルムと名のり、ハイセルク帝国の兵士として戦い、特有のスキルを覚え強くなっていくという話。 異世界転生ものというと、最初から主人公が強かった… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 悪魔公女が生まれるまでの物語を描いたファンタジー小説。最初はスライム的なものから始まり、その後悪魔として成長、そして人間へ転生し、聖女と呼ばれるまでが描かれています。続刊あり。 とりあえず、Ki… 続きを読む »
評価・レビュー ☆5/5 女性をターゲットにした猟奇的連続殺人事件を犯人 蒲生稔、元刑事 樋口や関係者の視点で追ったサスペンス・ホラー。 今しがた読み終わったのですが、カタルシスというか、呆然感が半端ない傑作でした。 結… 続きを読む »
評価・レビュー ☆4/5 山奥で暮らすカルト宗教団体が集団自殺し、その唯一の生存者である少女は、首を斬られた少年に助けられたという記憶があった。首無し聖人伝説のような少女の記憶は正しいのか、それとも事件の真相は別にあるの… 続きを読む »