セブン・シスターズ 映画レビュー 設定が面白い

投稿者: | 2021年8月15日

セブン・シスターズとは

セブン・シスターズは子どもの出産人数が制限されたディストピアで7つ子が生まれ、それを隠すために曜日ごとに交代で姉妹が表に出るという設定。それぞれを曜日で呼び、それぞれが異なる性格で、毎夜その日にあったことを共有していた。あるひ月曜日が外から帰って来ず、その謎を解いていくというSFサスペンス・アクション映画。

2018年作品。

評価

☆4/5

映画サイトの評価を見るとそれほど高くはないのですが、個人的には設定だけでご飯3杯いける人なので、本作の設定の面白さで☆5という感じです。映画としては無難にまとめられいるので総合評価で☆4にしました。

設定やストーリーでツッコミどころも多いのですが、やはり7人がそれぞれを曜日で呼び、そのうち1人が急に帰って来なくなるというミステリ感があるアイデアは脱帽。よくこんな設定を考えたなあと思いました。水曜日が消えたという日本映画がありますが、本作の影響をかなり受けていることを感じます。それほど面白い設定と言えるでしょう。

また、主演のノオミ・ラパスさんが1人7役を演じるわけですが、演じ分けがとても良いですね。キャラ付けがちゃんとできているというのもありますが、それでも1つの作品で7役って結構たいへんだと思います。

少し残念な点はアクション映画ということでそこそこ派手にドンパチなどがあり、娯楽作品として仕上げているのですが、途中で誰が誰だかわかりにくくなっているところがある点。個人的には本格ミステリとして作っても面白かったのかなあと思います。

ディストピア系の映画、設定が面白い作品が好きな人ならおすすめ。


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