閃光のハサウェイ アニメ映画レビュー ブライトの面影が心に沁みる

投稿者: | 2021年6月11日

閃光のハサウェイとは

映画 閃光のハサウェイは2021年6月11日に公開されたガンダムシリーズのアニメ映画。宇宙世紀シリーズの正当な歴史に名を連ねる作品で、逆襲のシャアから12年後の世界を描く。初代ガンダムでホワイトベースの艦長 ブライト・ノアの息子 ハサウェイ・ノアが主人公。

シャアの反乱後も地球連邦政府とスペースコロニーの関係性は相変わらず、それに反発し地球から人類は出るべきという思想の下に組織されたマフティー・ナビーユ・エリンが活動をしていた。

ハサウェイはマフティー・ナビーユ・エリンとして活動をし、ある目的のために地球へ降下する。その時に、勘の鋭い少女 ギギ・アンダルシアと出会い、クエス・パラヤを思い出したのだった。

評価

☆4/5

超個人的な評価としては☆5なのですが、一般的な観点からすると説明が足りない点が多いかなと思いました。

どうしてもガンダムの宇宙世紀シリーズということで、過去のガンダムの歴史を知っているかどうかで、キャラクターのセリフや、出てくるモビルスーツへの思い入れが変わってしまうためです。楽しむためには第二次ネオ・ジオン抗争を描いた逆襲のシャアは最低限見ておきたいかなと思います。

また、本作は三部作の第一部で導入編。やはり盛り上がりとしては、第二部、第三部からかなと。

個人的に一番グッと来たのは、ハサウェイの作画。逆襲のシャアを観た後だと、その時のハサウェイの面影がチラチラと出てきて、さらにブライトのように見えるときもあって、とても良かったです。ブライトの声優役 鈴置 洋孝さんは亡くなっていることもあって、鈴置さん自身はハサウェイとは全然関係無いんですけど個人的にブライトさんの印象が強すぎて感傷に浸ってしまいました。

ヒロイン役のギギ・アンダルシアには賛否があるようですが、個人的にはかなり良かったなあという印象。見た目的なところもそうですが、声がとても良いですね。特にPVなどで使われている「マフティーのやり方、正しくないよ」ってセリフは、ニュアンスも含めてすごくハマっている感じがしています。

という感じで、個人的には第二部、第三部が早く観たくて仕方がないなと。特にラストがどうなるか?というのは、ファンの間でも予想したりされていますので、結末が気になりますね。個人的に第一部を観た感じでは小説とラストが異なるんじゃないかなと感じました。

宇宙世紀ガンダム好きならぜひ観ておきたい作品。逆襲のシャアに続く話ということで、個人的に逆襲のシャアが好きということもあり、かなり楽しめました!

入場者プレゼントはフィルムだそうで、全然気が付かず、Twitterで知りました。あやうく全部捨てるところだった。

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