韓国ドラマ 今日のウェブトゥーン – 三浦建太郎先生のベルセルクが出てきたのが個人的に驚きました

投稿者: | 2022年12月21日

評価・レビュー

☆4/5

松田奈緒子先生の漫画 重版出来!の韓国ドラマ化。日本でもドラマ化され評価が高かった作品です。韓国ドラマ風かつ韓国のWebマンガをテーマにしており、大筋はそこまで違いはないものの原作や日本のドラマとは違ったドラマになっています。

話としては、長年続けていた柔道を事故がきっかけで辞めてしまったオン・マウム(キム・セジョン)が、病院にいた時に見ていたWebマンガのクミホ姫に魅了され、Webマンガ業界で働き、傾きかけているウェブトゥーン部を復活させていくという感じ。

元の重版出来!が素晴らしい作品でもあり、話の展開や業界の話が面白く良作ドラマになっていると思います。1話が30分弱なのでサクサクみれるのも特徴です。

ただ、少し中盤以降テンションダウン的なところはあるかなあという印象があります。冗長というよりは、最近の刺激が多すぎるドラマや映画の展開に慣れすぎてしまったのが原因かなと。

個人的には後述する三浦建太郎先生へのリスペクトの点を含めて☆4としました。

個人的グッドポイント

本作、個人的に非常に感動したのは、エピソード6で主人公の同期でマンガに興味がないク・ジュニョン(ナム・ユンス)が様々なきっかけでマンガを読むことになるシーンで借りているマンガが、故・三浦建太郎先生のベルセルクという点。

またストーリーの中で好きなマンガのセリフとしてもベルセルクが出てきます。これ本当に驚異的な話。

韓国のドラマや映画を見ている方はなんとなくわかると思いますが、韓国作品は結構日本を揶揄するような表現や良くない印象で描くことが多いです。

ですので、ベルセルクという日本の作品が登場するだけでなく、ストーリーに絡めて出てくるというのはかなり驚きました。また、本作はウェブマンガの編集部の作品で、紙のマンガの話ってあまり出てきません。そのため余計に驚きが大きかったです。

三浦建太郎先生は2021年に亡くなっており、本作は2022年作品です。たぶんですが、三浦建太郎先生へのリスペクトとして出されたのではないかなと個人的に思っています。

それほど三浦建太郎先生はすごかったんだなあと改めて感じました。

あらすじ

元柔道選手のオン・マウム(キム・セジョン)は、NEON主催のイベントのアルバイト中に、大好きな漫画家と会えて大喜び。これがきっかけとなり、マウムはNEONの求人募集に応募し、一度は不合格となるもウェブトゥーン部に契約社員として就職が決まるのだった。彼女と同じく、ウェブトゥーン部に配属されたク・ジュニョン(ナム・ユンス)は、配属先が会社の花形部署ではないことに不満を抱えていた。2人はそれぞれ先輩と共に仕事を開始し、ジュニョンは慣れない漫画を読み続け、早速疲れを見せる。一方、漫画家との打ち合わせに向かったマウムは、副編集長のソク・ジヒョン(チェ・ダニエル)に納期管理の重要性を説かれるが、その後思わぬトラブルに見舞われてしまう。 原作/松田奈緒子「重版出来!」(小学館刊) (C)SBS (C)Naoko Mazda/Shogakukan

アマプラ:今日のウェブトゥーン

2022年作品。今日のウェブ漫画というタイトルで放送されていましたが、日本版では今日のウェブトゥーンというタイトルになっています。またAmazon Prime独占放送。

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