1日外出録ハンチョウ マンガレビュー

投稿者: | 2021年7月1日

1日外出録ハンチョウとは

福本伸行先生の賭博破戒録カイジ のスピンオフ作品。

カイジに出てきた帝愛地下労働施設でカイジと戦ったハンチョウこと大槻を主人公にしたマンガ。帝愛地下労働施設でペリカ(帝愛地下労働施設でのお金)と交換で許される1日外出をハンチョウはどのように過ごすのかをオムニバス形式で描く。飯テロ・スピンオフと銘打っており、飯系の話が多い。

原作は萩原天晴先生、漫画は上原求先生、新井和也先生で福本伸行先は協力という形で関与。

評価

☆5/5

本作の面白さは過酷な帝愛地下労働施設から少しの間だけ解放される時間を思いっきり楽しむハンチョウの思考を楽しむマンガかなと思います。うまく過ごせる時もあれば、トラブルに巻き込まれることもあり、逆にそのトラブルが良い方に転がることもあり、毎回楽しく読むことができます。

ある種、現代のサラリーマンを現しているとも言えるかなあと。平日は毎日働いて、休日をいかに楽しく過ごすかというのが重要ですから。個人的にはブラック企業で働いていたこともあり、土日を含め気が休まることがほとんどなく、唯一社長が休む正月が安息日でした。そういう意味で1日外出の開放感は、身にしみてよくわかります。

本作は基本的に1話完結型なので、サクサクと読めるのも良いですし、スキマ時間に1話だけ読むというのもでき、手軽さが1つの特徴かなと思います。

また、ちょっと年齢層は高め向けかなと。派手なエンタメ要素は無いので、若い人にはちょっと刺激が足りない気がします。個人的にはかなーり好きなマンガで、ついつい読んじゃうんですよね〜。


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