蝶の力学 殺人分析班 ドラマレビュー 個人的には楽しめました

投稿者: | 2022年2月7日

評価

☆3/5

麻見和史先生 原作の蝶の力学 警視庁捜査一課十一係(のちに蝶の力学 警視庁殺人分析班に改題)のドラマ化。ドラマはシリーズもので、石の繭 殺人分析班、水晶の鼓動 殺人分析班の3作目。スピンオフ作品として悪の波動 殺人分析班スピンオフもあります。

ですので、前2作を観ていた方が楽しめる作品になっています。ただ、まあ知らなくても話としては楽しめる作りです。

話としては捜査一課の刑事 如月塔子(木村 文乃)と鷹野 秀昭(青木 崇高)が様々な難事件に挑みながら、如月塔子が成長していくという感じ。

事件としては、資産家の男性が変死体で発見され、その妻が行方不明になっており、犯人から挑戦状が届くという流れ。

個人的には普通に楽しめました。ただ、どうしても前作からの流れがあるので違和感が結構あるシーンが多かったかなあと。前作を観てないと置いてきぼりをくらっていまいます。まあ、シリーズものの難しさですね。

逆に言えば、前作を観ているならかなり楽しめると思います。

個人的に少し残念だったのは、蝶の力学というタイトルと話が合ってない点。蝶の力学とはバタフライ・エフェクトのことで、蝶の羽ばたきが最終的に竜巻を起こす的なこと。つまり、ちょっとした事象の変化であっても最終的にはそれが大きな事象の変化の原因になっているということです。本作ではそのバタフライ・エフェクトという内容が活かされていないかなあという印象です。

主演の木村 文乃さんは個人的にはハマっている役かなと思いました。青木 崇高さんとの掛け合いというか、やり取りも良かったです。良いコンビだと思います。


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