評価・レビュー
☆5/5
10代の女性9人が飛行機事故で無人島に漂着し、サバイブする的な感じで始まり、いろいろと謎が解明されていくわけですが、それぞれの心理描写や変化していく人間関係などが面白く、シーズン1、シーズン2を一気に見てしまいました。
海外では10代の女性に人気があるらしく、なんとなくわかりますね。メインは人間ドラマなので、そっち系が好きなら楽しめる作品です。
話としては
それぞれの生い立ちを持つ10代の少女達が、飛行機事故で無人島に漂着して生き残るためのサバイバルストーリー。ぶつかり合いと仲直りを繰り返しながら、漂流者たちは、誰にも言えない秘密や癒されない心の傷を理解しあっていく。しかし、このスリリングなドラマには思わぬ展開が…少女らがこの島にたどり着いたのは、偶然ではなかった。
The Wilds
LOSTっぽいけど方向性は違う
最初、海外ドラマで爆発的に人気が出たLOSTっぽいのかなと思ったら、方向性は違っていて、結構序盤で謎というか、なぜこんな状況になったのかが明かされます。
そのことからも本作は人間ドラマがメインと言えますね。ただ、少女9人はそれぞれいろいろと背景があるのと、中にはキナ臭い人もいるので、ミステリというか人狼的な面白さもあります。
個性的なキャラクター
本作ではジェンダーや宗教的なものも交え、様々な背景を持った少女たちが登場します。話が進むにつれて、それらの背景や少女たちの社会的な性格がわかってきた上で、無人島という極限状態で本当の性格が顕にされていきます。
そのため序盤のキャラクターと後半のキャラクターではかなり違いが出ています。また若さゆえに状況によって謎な行動を取ってしまうこともあります。そこが本作のリアルと言うか、うまく10代の少女を表現しているところなのかなと。ただ、逆に言えばそれらにもどかしさを感じる人もいるように思います。
シーズン2で面白さが増す
個人的にはシーズン1も最高に良かったのですが、シーズン2では10代の少年たち9人が同じように飛行機事故で無人島に流れ着きます。
シーズン1とは異なる状況になるのは当然ですが、やはりシーズン1との対比が見ていて面白いです。ですので、シーズン1を見たならばシーズン2も見てほしいなと。