TEPPENレビュー iOS リアルタイム対戦型カードゲーム

投稿者: | 2021年6月15日

TEPPENとは

TEPPENはトレーディングカードゲームで、リアルタイムで対戦するのが特徴です。プレイヤーはそれぞれ固有の必殺技を持ったヒーローを選び、30枚でデッキを作ります。対戦は自然に溜まっていくマナを使ってカードをプレイし、相手のライフを0にすれば勝利。

カードは場に配置するユニットカードと、様々な効果をもたらすアクションカードの2種類。属性は赤緑紫黒の4種類あります。

アクションカードはいつでも使うことができます(MTGのインスタントのような感じ)。また、アクションカードを使うとアクティブレスポンスが発動し、MP(MTGのマナ)が2増えます。アクションカードへのレスポンスは相手側しかできず、基本的に交互にアクションカードを使ってスタックを重ねることになります。

カードはパック購入で増やしていくのですが、結構パックはバンバン配られますし、パックをゲーム内で稼いだお金で買うことができるので、コモン・アンコモンはほぼ集まります。また課金でジュエルを購入し、さらにパックを買うことも可能です。

カードは分解することでソウルになり、ソウルを使ってカードを生成することも可能(一部分解できないカードあり)。

iOSとAndroidでリリースされており、賞金が出る大会も開かれています。大会はスタンダード環境で行われ、持っていないカードを使ってデッキを組むことができます。ですので、無課金でも問題ありません。

個人的に過去にデッキお試し配信した時の動画です。ゲームの感じが伝わればと思います。

評価

☆5/5

一般的なトレーディングカードゲームでは、ターン制のため先行が有利とか後攻有利という議論が発生しますが、本作では同時にプレイするのでそれがありません。まあ、基本的には後出しの方が有利になりやすいのですが、それを踏まえた上でデッキを組むこともできるので、一般的なトレーディングカードゲームと比較すれば平等です。

1ゲームもどんなに長くても10分以内には終わりますので、サクサクプレイできるのも特徴。プレイヤー数もそこそこ多いので、マッチングもかなりしやすいです。

また、賞金が出る大会も開かれており、2021年は毎月トーナメントが開催されていますので、カプコンがかなり力を入れていることがわかります。

個人的にリリース直後からずっとプレイしているのですが、ほぼ無課金でプレイできるのも本作の特徴かなと思います。トーナメントで優勝したデッキも無課金で組むことが不可能ではありません。

個人的にはシーズンパスを1回購入しただけで、以降は課金していないのですが、プレイで困ることはあまりありませんでした。シーズンパスでジュエルがもらえるので、もらえたジュエルでずっとシーズンパスを買い続けています。大会もすべてのカードを使って参加できますし、かなりお財布に優しいゲームかなと。ぶっちゃけ儲かっているのか?と思うレベルです。

ヒーローは、

  • ストリートファイターからリュウ、春麗、豪鬼
  • モンスターハンターからリオレウス、ネルギガンテ、アイルー
  • バイオハザードからウェスカー、ジル、エイダ
  • デビルメイクライからダンテ、ネロ
  • ロックマンからエックス、ゼロ
  • ヴァンパイアハンターからモリガン
  • 大神からアマテラス
  • 戦国BASARAからお市

と、カプコンの過去のゲームキャラクターが登場。さらにカードも同じようにカプコンのゲームキャラクターが出てくるので、カプコンが好きな方にはおすすめ。ゲーム好きなら少なくともカプコンのゲームをプレイしたことがあると思うので、何かしか琴線に触れるものがあると思います。

とにかく、無料で無課金でかなり遊べて、ぶっちゃけ無課金でも勝てるのがTEPPENの一番良いところかなと思います。レジェンダリーという1枚しかデッキに入れられないカードはたしかに強いのですが、コモンやアンコモン、レアを使ったコンセプトデッキで対応することも全然できます。このあたりは古き良きトレーディングカードゲームっぽくて良いです。

個人的な不満点を挙げるとすれば、環境が固まった時のバランス調整は早めにしてほしいかなという感じです。ゲームバランス調整は月1回程度と一般的な感じで、あまり緊急のバランス調整が無いため、時期によっては同じデッキばかりになってしまうことがあります。勝敗的にはメタれば良いだけの話なので、全然勝てるのですが、同じデッキばかりの対戦だと飽きてしまうというのが個人的な不満点です。基本的はバランスは結構取れているので、贅沢な悩みと言ってもいいかもしれません。

リンク