死霊高校 ホラー映画レビュー ファウンド・フッテージ形式のありがちホラー

投稿者: | 2021年8月15日

死霊高校とは

死霊高校は演劇「絞首台」の主役に抜擢されたが演技の下手な主人公が、みんなの前で恥をかくのを恐れ、公演前日に演劇のセットを破壊しようという友人の悪巧みにのっかり高校へ忍び込む。しかし、20年前のニュースがテレビで流れ同じ絞首台の演目で人が亡くなっていることを知らされ、得体のしれない何かに追い詰められていく・・・というお話。

2015年作品。原題はThe Gallowsで絞首台という意味。POV方式(ファウンド・フッテージ形式)で制作費が安いのが特徴。

評価

☆3/5

かなり酷評だったようですが、個人的には結構楽しめました。制作に低予算のホラー映画を手がけるジェイソン・ブラム氏が関わっていて、そっち系が好きなら楽しめる作品だと思います。

ブレア・ウィッチ・プロジェクトの大ヒットにより一気に数が増えたPOV方式(最近ではファウンド・フッテージ形式というらしい)は主にホラー映画で使われています。低予算で作れること、うまく撮れなくても、それが臨場感にもつながることから、ホラー映画がかなりマッチしている方式ですね。本作も多分にもれずという感じ。

ですので、全体的に映像が見づらいです。このあたりはかなり意見が分かれそうかなと思います。

個人的にはカメラが転がって画面が動かないシーンの雰囲気が良かったです。何か起きるのか?いや起きないのか?というドキドキ感が楽しめます。

ただ怖さは低め。オチも読めてしまったところもあり、全体として驚き感は少なかったです。全体的にもっとコンパクトにしても良かったのかも。

ホラー映画が好きなら普通に楽しめるレベルの作品。万人には受けにくい映画かなと思います。


ああ、あと邦題は何とかならんかったんですかね。アメリカでは酷評ではあるもののそこそこヒットした作品ではあるので、もう少しキャッチーな感じの邦題でも良かったのでは?と思いました。なんか昭和のB級ホラーみたいな邦題で、タイトルの時点で微妙な感じがしてしまいます。

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