さんかく窓の外側は夜 映画レビュー 雰囲気で観る作品

投稿者: | 2022年3月16日

評価

☆4/5

個人的にですが、全体的に雰囲気が好きな作品。除霊をする冷川理人の岡田将生さん、呪い屋 非浦英莉可の安済知佳さんは好きな感じの雰囲気。

観た時は原作未読で、その後原作とアニメを観たのですが、まあ雰囲気が全然違ってちょっと驚きましたが、これはこれは個人的には良かったかなと思っています。

ホラー作品なので少々グロいシーンがあるので、耐性のない人はご注意くださいませ。それでも、ホラー映画としては怖い方ではないです。

話としては

小さい頃から霊が見える三角康介(島﨑信長)が書店で働いていたところ、除霊師 冷川理人と出会い、一緒に除霊作業をすることになる。そして刑事の半澤から持ちかけられた1年前に起きた連続殺人事件の謎を追っていくうちに、呪い屋と相対することになる。

という話。

原作はBL感あり

本作は同名のヤマシタトモコ先生の漫画作品が原作。冷川理人が除霊をする際に三角康介に触れ、その際に快楽を味わうというボーイズラブ的な要素が特徴の作品です。その快楽は気絶してしまうほど。

しかしながら、映画ではやはり今はまだ受け入れられないとの判断なのか、BLの要素がかなり軽めになっています。そのあたりで原作好きからは批判を浴びているようです。確かにわからんでもないですね。

ただ、別作品として考えれば、そこそこ楽しめますし、個人的には前述したように全体的な雰囲気はすごく好きな作品でした。このあたりは演者の方の上手さもあったと思います。

ジャンルとしてはホラー映画ではありますが、そこまで怖くはないのでライトな感じです。

全体的に説明不足感

映画ということでどうしても説明不足なところがあるかなと思いました。個人的に映画を観た後に原作とアニメを観たので、話の全体感を理解できましたが、映画だけだと世界観がちょっとわかりにくいかもしれません。

そういう意味で原作のマンガやアニメも観て欲しい作品かなと。映画とはかなり違う雰囲気なので、違った話で楽しめるのも良いところです。


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