三国志 ~司馬懿 軍師連盟~ 感想メモ

投稿者: | 2021年7月10日

三国志 ~司馬懿 軍師連盟~は、三国志に登場する天才軍師 諸葛亮孔明のライバルとして描かれることが多い司馬懿仲達を主人公としたドラマ。全86話の超大作です。以前から気になっており、Amazonプライムに追加されたので見始めました。

各話の感想を観たら書いていきます。


第一話 月旦評の陰謀

あらすじ:司馬懿の妻 張春華の出産に華陀が立ち会い、その後華陀は曹司空(曹操孟徳)に招集を受けるが、脳の切開手術か隠遁を勧めたところ投獄されてしまう。そして、董承を中心にした曹操暗殺計画が密かに進行していた。

個人的に印象に残ったのは、張春華が司馬懿を小突くシーン。張春華は気が強いことで知られているので、それを表現した感じかなと。また司馬懿自身はまだまだ潜んでいるような雰囲気で才気をだしていない印象。今後どう変わっていくのかが気になりますね。

また、月旦評では楊修と司馬懿がやり合うことになります。この二人は魏の中でライバル的な存在として描かれることが多く、基本的に司馬懿が勝ちます。楊修自身も優秀な人材で、司馬懿の才能を引き立てる役として登場することが多いです。本作でもそんな感じになりそうな予感。

あと最後の方に許褚が出てきますが、雰囲気が良いですね。

第二話 偽りの密書

あらすじ:董承の暗殺計画は失敗し、曹司空は謀反人探しをはじめ、漢王朝の役人を全員捉えてしまう。司馬懿の父 司馬防と、兄 司馬朗も捉えられてしまい、司馬懿は救出のため奔走する。

第二話では曹操の悪役っぷりがフォーカスされるような感じになっていますね。まあ、主人公が司馬懿なので、どうしてもそうなってしまうのかなと思います。曹操のイメージは結構まっとうな感じな印象。献帝も同様ですね。この前に三国志 Secret of Three Kingdomsを見たので余計に献帝が貧弱に見えてしまいました。

第三話 連判状の行方

あらすじ:張春華の旧知 汲布(きゅうふ)に会い、父 司馬防が投獄された理由を知る司馬懿。張春華の妹 郭照の助けで曹丕から秘密を知る荀彧の情報を聞き出し、司馬懿は荀彧へ会いに行くのだった。

今回は荀彧の出番が多いですね。荀彧は曹操に使えながらも漢の忠臣として信を貫いた武将。王佐の才と言われ、魏を内側から支えた人物です。本作での荀彧もそのイメージのままで、好感が持てますね。三国志 Three Kingdomsの荀彧は名軍師という立場で度々曹操を助けていますが、本作では袁紹との決戦の少し前から話が始まっているので、内政を司る長として描かれているので、三国志 Secret of Three Kingdomsをイメージがかぶるところがあります。

第四話 処刑執行の罠

あらすじ:ついに司馬防 処刑の日を迎え、司馬防に剣が振り下ろされんとした時、司馬懿が現れ司馬防の無実を証明すると宣言する。果たして司馬懿は父を救うことができるのか。

楊修 VS 司馬懿の決着戦で、三国志を知っていれば結果は知っているわけですが、なんだかんだと楽しく見れますね。曹操と荀彧の関係性も深く知ることができる回でもあり、グッと来るものがあります。また、第四話ともなると曹操のイメージも定着してきて見慣れてきました。一旦話としては一区切り。

第五話 出仕を巡る決意

あらすじ:司馬家を陥れた楊修はその才と父 楊彪を牽制するため罪を赦され曹操に使えることになる。一方司馬懿は曹丕に求められるも固辞するが、遂に曹操から出仕を求められることになる。そして、出仕を拒みたい司馬懿はとんでもない行動にでるのだった。

この回まで来ると段々と曹丕の人柄が前面に出てくるようになりましたね。どうしても父 曹操が偉大すぎたために、その子どもたちは才能はあれど評価が高くなりにくい傾向にあるかなあと。曹操の子どものうち後継者と目されていたのは、曹丕、曹植、曹彰、曹沖。曹植は詩文が得意、曹彰は武勇があり、曹沖は聡明さが抜きん出ていましたが、曹丕は取り柄がないように表現されることが多いですね。今後、曹丕をどのように描くのかとても楽しみですね。個人的に三国志 Three Kingdomsの曹丕像はとても良かったです。

第六話 校事府からの密偵

あらすじ:司馬懿は怪我をした足が奇跡的に治ったことを司馬家で働いていた校事府の密偵に知られてしまう。逃げる密偵、追う張春華。一方、許昌の守りを万全にした曹操は袁紹討伐へ向う。そして郭嘉に死期が迫っているのだった・・・。

今回の見所は甄宓(甄氏)でしょう。三国志の中では美人として挙げられる女性の1人です。今作でも多分にもれず美しい人が採用されています。甄宓といえば、曹丕の側室ではありますが、曹植が恋い焦がれたと言われている人物でもあり(諸説あり)、今後の恋愛模様がどんなふうに描かれていくのかも気になりますね。甄宓を演じているのは張芷溪(チャン・ジーシー)という方でとても美しいです。

そしてちょっと個人的に残念だなあと思ったのは、郭嘉の出番が少ないことでしょうか。司馬懿が主人公のドラマでもありますし、仕方がないと言えばそれまでなのですが、もう少し出番が多くても良かったのかなあと。郭嘉については三国志 Secret of Three Kingdomsで大胆なイメージでとても魅力的な郭嘉が登場しますので、郭嘉好きはぜひ。

第七話 狼顧の相

あらすじ:亡くなる直前、郭嘉は遺言を残す。「司馬懿を召し抱えるべし。できなければ殺すべし」と。足の治った司馬懿は他に方法が無く曹操の元に参代するのだった。曹操は勢力を盤石にするため河北の名家蔡氏と婚姻関係を結ぶのだった。

タイトルにある狼顧とは狼が用心深く背後を振り返るように、警戒心が強く老獪なこと。狼顧の相とは、首が180度回って後ろを振り返ることができること。本作では鷹視狼顧の相と言ってますがこれは三国志演義の言葉。

今回の最大の山場は、曹操と司馬懿の対面でしょう。曹操は司馬懿の帰り際に碁石を司馬懿に向かって投げます。司馬懿はそれに思わず振り返ってしまうというシーン。狼顧の相をどう表現するのかはぜひ本編を御覧くださいませ。

第八話 望まれぬ契り

あらすじ:崔琰の兄の娘は曹植と結婚することになり、曹丕には袁煕の元嫁で絶世の美女 甄宓が嫁ぐことになる。そして突然の曹沖の死。曹沖の師として曹操に仕えていた徐庶は帰郷する旨を曹操に伝えるが、追手が差し向けられるのだった・・・。

今回は話のつなぎというか、司馬懿がゆっくりと曹丕と関係性を深めていく序章的な感じなのかなと。また、徐庶を追う刺客として張春華の旧知 汲布(きゅうふ)が再び登場。ちょいちょい出てきますが、汲布は架空のキャラクターなのでどこまで本編に関わってくるのか気になるところですね。それにしても甄宓が美しい。そして、張春華がめちゃくちゃ魅力的ですね。

第九話 仁義の誓い

あらすじ:曹操から暗殺に失敗した汲布を3日で捕らえるよう命を受けた曹丕。捕まえられなければ、不肖の烙印を押され跡継ぎ争いに一歩後退する。しかし、徐庶を恩情で逃した汲布を許したくもある。そんなとき、曹丕の部下 曹真が先走り汲布を捕らえるため司馬府へやってくるのだった・・・。

ここらあたりから司馬懿の知略が少しずつ発揮される話になってきます。どう困難に対処していくのか楽しみですね。また、ライバルの楊修も事あるごとに出てきますし、曹丕-司馬懿と曹植-楊修による曹家跡目争いが激化していきそうです。ここまでの話を見て本作での曹丕像というのが、だんだんと固まってきた感じがあります。誠実で実直、仁義を重んじる人という感じ。なんとなくですが、曹操との対比で描かれているような気もします。

今後どういった展開があるかはわかりませんが、史実を知っている身としては曹真と司馬懿のやり取りにはニヤリとしてしまいますね。

第十話 民意の赦免

あらすじ:仁義の名の下、汲布に出頭を求めた曹丕。そして、それに応じた汲布は捕らえられる。すべては曹操の決断次第。果たして汲布の運命は如何に。

今回の見所は郭照と甄宓でしょう。無邪気で真っ直ぐな郭照は曹丕と良い仲になりつつあり、曹植に想いがありつつも曹丕の妻として立ち振る舞う甄宓。この時点では曹丕の妻は甄宓のみですので、曹丕が跡継ぎになれば甄宓が皇后ということになります。ただのラブロマンス的な話になるのか、それとも野心を交えた争いになるのか、今後甄宓がどのように描かれていくのか楽しみですね。

第十一話 使者の任務

あらすじ:甄宓を信用できない曹丕は数少ない心を許している郭照を娶る決意をする。揺れる司馬家、そして司馬孚。そんな中、曹操から曹丕と曹植へ新たな試練が課されるのだった。

今回も曹丕を巡る郭照と甄宓がメインという感じですね。曹丕との関係性についても気になりますが、郭照と甄宓の関係性についても気になります。宮中に限らず、乱世の世では言葉を額面どおりに受け取っていては、生き抜くことができません。ドロドロの争いになるのか、それとも良き関係性でいくのか楽しみですね。また、曹操から新たな試練として東門、西門を通って令旗を届けるという司令が曹丕と曹植に出されます。しかし、曹操は別途、東門と西門を閉じるようにという司令を出します。果たしてこの難題、解けるのか?

第十二話 牢の中のふたり

あらすじ:曹操から矛盾した司令が出され、曹植は門衛を斬り令旗を届け、曹丕は戻り令旗を届けられなかった。果たして曹操の決断は如何に?

今回の件で曹丕と司馬懿の絆というか、信頼関係は増々高まり、また朝臣をはじめとした地盤固めが着実にできつつあるなという印象です。これも司馬懿の上手さなのでしょうね。それを感じることができる回。

第十三話 楊修の企み

あらすじ:曹操が出征後、狩りに興じる曹丕。しかし、それを曹植の舅 崔琰に諌められる。気を悪くした曹丕だったが、司馬懿に諌められ、狩りの道具を焼くのだった。そして、楊修は司馬懿の兄 司馬朗を曹植の側に付け、司馬懿を牽制する。

部下の換言を聞くか聞かないかは君子の資質としてとても重要視されます。これは現代でも一緒ですね。部下の話を聞かない上司は、いつの時も疎まれますし、いざ上司が窮地に立った時に助けることもしないでしょう。これは当然と言えば当然のこと。昔だからとか、現代だからとかは関係無く、部下は上司に付いていくのではなく、付いていきたい上司に付いていくだけの話なんですよね。今回はそんなことを感じ入ることができる話です。

第十四話 司馬門の禁

あらすじ:園林の増築が完了の儀に曹操が訪れ、門へ活の文字を書く。この意味がわかるものは?と曹操は問うと楊修が答え、そのタイミングで曹丕は曹植の呼び戻しを上奏する。戻ってきた曹植は曹丕と酒を酌み交わし、曹操の元へ向かうが、天子しか馬車で通ってはいけない司馬門を酔った勢いで強引に馬車で通ってしまうのだった・・・。

曹植の暴挙により一気に跡目争いの話が動き始めます。各陣営の動きも活発化。今回の話を見ていて思ったのは、何かトラブルがあったときに、偉い人を守るために部下が落とし所を探しているようにも感じました。なんだか、こういうのって現代の会社でも似たようなことありますよね。そもそも悪いのは上司なんだけど、部下に責任を押し付けると言うか。そういうところは、今も昔もあんまり変わらないのかもしれないですね。

第十五話 司馬朗の救出

あらすじ:曹植の罪を司馬懿の兄 司馬朗がかぶることになってしまい、司馬朗を助けるために動く司馬懿は荀彧を尋ねるのだった。果たして司馬朗の運命は?

今回の主役は荀彧ですね。曹操と対峙し想いを語る荀彧。お互いに敬愛し、大切に想っている二人の関係性の変化が心にグッときます。惜しむらくは、曹操が旗揚げし荀彧がともに歩んできた軌跡が本作でも描かれていれば更にグッときたかなと。三国志を知っている人ならば、様々な想いが去来し感じるところがあるだろう名シーンです。

第十六話 荀彧の決意

あらすじ:曹操から空の食事箱を送られ、すべてを悟った荀彧は自ら命を断つ。そして、曹丕から荀彧へ宛てた反逆の文書が見つかり、曹丕は投獄されるのだった。

今回の見どころは鍾会の登場でしょう。鍾会は魏では重鎮になりつつあった鍾繇の子。その才能が高く評価されていたが、野心があったことでも知られています。三国志時代ではかなり後半で活躍する人物なため、一般的な三国志の物語ではあまり登場しません。しかし、この段階で出てくるということは今後何度か登場するのかなと思いました。楽しみですね。

第十七話 書簡の真偽

あらすじ:投獄された曹丕を救うため、司馬懿は手を尽くす。まずは、審問官を鍾繇へ戻すことに成功した。鍾繇は書簡の筆跡調査を息子の鍾会とはじめるのだった。

今回も鍾会が登場してきました。前回からの続きとしてなのか、今後も登場してくるのか楽しみですね。また、ここまでの話で、曹丕の人柄というのが固まってきたように思います。「我人に背けども、人我に背かせじ」を地でいく曹操に対して、曹丕は司馬懿との出会いもあり、仁義に重きを置く人物として描かれています。こうなってくると禅定のあたりがどう表現されるのか気になりますね。

第十八話 荀彧との誓い

あらすじ:鍾繇は書簡の筆跡調査で真犯人を見つけることに成功する。それは予想だにしない人物であった。そしてすべての真実が明らかになる。

今回は一連の事件の真相解明回でとても面白く見ることが出来ました。過去の事件において実際に何が起きたのか?というのはあくまで状況証拠からしか知り得ることができません。ですので、様々な解釈ができ、それを楽しむのもこの手のドラマや映画、マンガなどの面白さですよね。

第十九話 司馬兄弟の懇請

あらすじ:曹丕は無罪を勝ち取り牢獄から出ることができたが、司馬懿の兄 司馬朗は曹植の臣下ということもあり、投獄されたままであった。兄を救うために、司馬懿は曹丕が曹操へ曹植の許しを請うよう懇請するのだった。

今回のみどころは2つ。司馬懿と曹操のやり取り、そして司馬懿と曹丕のやり取り。曹操にしても曹丕にしても司馬懿にしても、そこには様々な想いがあり、それが伝わってくる回です。また、曹丕と司馬懿の関係性はより強固になったようにも思いました。三国志を知っていれば、曹丕がどのような末路をたどるかは知っているのですが、これらの布石で曹丕がどのように描かれていくのかがとても楽しみになった回。

第二十話 鶏肋の意

あらすじ:関羽が樊城を攻め取り天子のいる許昌の喉元に迫る中、曹操は迎撃のため出陣し、行軍司馬として司馬懿も従軍することとなる。厳しい情勢の中、楊修は曹操に遷都を勧める。その日、曹操は口達として軍に鶏肋と伝えた。楊修は鶏肋の意を解し退却の準備を始め、遷都の意を軍に広めるのだった。

有名な故事 鶏肋の回ですね。司馬懿とのライバルとして描かれていることもあり、嫌なキャラクターとして描かれることが多い楊修ですが、優秀すぎるがゆえに殺されてしまったとも言われています。真実はわかりませんが、選ぶ道が異なっていれば、楊修が主人公の物語が生まれていたかもしれませんね。

第二十一話 孫権との同盟

あらすじ:楊修は曹植を守ってくれるよう司馬懿に託し斬首された。関羽の脅威に対し、孫権に関羽の背後を突かせるため、曹操は孫権と同盟を結ぶことを決意する。その使者として司馬懿が選ばれ、侍衛として妻 張春華を連れ孫権と対峙するのだった。

司馬懿 軍師連盟では、ほぼ魏の話がメインで他国の武将は名前だけでほとんど出てきません。ですので、孫権の登場は新鮮な感じ。また、名軍師である陸遜が登場します。司馬懿と陸遜が会食しながら会話するシーンでは、本作は司馬懿が主人公ということもあり、司馬懿の引き立て役的な感じで表現されていますね。

第二十二話 洛陽遷都へ

あらすじ:呉との同盟が成り、曹丕は太子の詔を曹操から受け取る。名実ともに曹丕は次の王となることが決まった。関羽は呉に討たれ、首は曹操の元に送られる。曹操は手厚く葬儀を行い、そして洛陽へ都を移すのだった。

今回の見どころは曹操の演説と演舞でしょう。様々な三国志作品がありますが、本作の曹操は曹操らしさという意味で個人的にイメージが一番曹操らしいかなと思います。三国志の主人公は誰か?という問いに対して、日本では劉備と答える人が多いと思いますが、蒼天航路などの影響もあって近年では曹操が主人公だと捉えている人も増えています。もっとも混迷していた中原を制した曹操は英雄であることは間違いないでしょう。

第二十三話 曹操の最期

あらすじ:曹操が洛陽で亡くなり、曹丕は鄴、洛陽には曹植と長安から駆けつけた曹彰がいた。太子である曹丕が次の王になる予定であったが、丁儀が曹植擁立を企む。司馬懿はいち早く張春華に魏の国璽を預け曹丕の元へ行かせるのだった。

あれだけ跡目争いで揉め、ようやく太子は曹丕に決まったのに再び跡目争いと、いつの世も権力者の子どもたちは大変ですね。

第二十四話 印綬の在り処

あらすじ:魏の国璽は曹丕の元に届けられたが、不忠不孝にあたるとして即位を拒む曹丕。張春華は皇后から詔を出すよう皇后を説得にあたる。一方、洛陽では曹植の即位が進められていたが、曹操の遺言もあり曹植は複雑な心境を抱えたままであった。

今回、夏侯惇が登場します。ちょっとだけですけど。曹操軍といえば、やはり夏侯惇、夏侯淵をはじめとした夏侯一族。それがようやく登場という感じです。また、いつの間にか大人になった司馬師も登場。結構、時間が経っていることがわかります。当時の遠征というと1年というのもザラにありましたし、親子が離れて暮らすことも多かったのかなと思います。

第二十五話 新政のはじまり

あらすじ:曹丕が即位し新政権となり、司馬懿は新たな政策を考えていた。そこに陳羣が訪れ九品官人法の草案を司馬懿に渡すのだった。

今回の見どころは柏霊筠(柏夫人)でしょう。演じているのは張鈞甯(チャン・チュンニン)という方で、とても色気があるなあと思ったら当時の年齢で三十半ばなんですね。道理で。

第二十六話 司馬懿の上奏

あらすじ:九品官人法を上奏するも、曹丕には無下にされてしまう。九品官人法は宦官や曹家の権力を奪うものであり、曹家一族との因縁が深まっていく。

今回の最後に鄧艾が登場しますね。今後、鄧艾は度々出てくることになると思いますが、ここでは正しきことをする人間として描かれています。鍾会との絡みも気になるところ。

第二十七話 曹家一族との対立

あらすじ:九品官人法を何度も上奏する司馬懿と曹家一族との対立は深まり、ついに曹洪が司馬府へ兵を引き連れ脅しに行く。また、曹家一族は曹丕の皇帝即位の上奏を出すが曹丕には時期尚早と却下されるが、呉への南征が決まり、皇帝への即位の意が固まったと曹家一族は喜ぶのだった。

前回に続いて鄧艾のエピソードが入ってきて、また鍾会も登場してきましたね。これは今後の展開が楽しみです。今回はあくまで対立が深まっているという点を描いた回ではあるので、全体的な進捗はあまり無い感じ。柏霊筠(柏夫人)の動きもあまりなくて残念です。

第二十八話  3つの宝

あらすじ:曹丕は度重なる漢の皇帝からの禅譲の申し出にようやく答え皇帝となる。それに合わせて、投獄されていた司馬懿を呼び戻し、新たしい政策を推し進めることを宣言するのだった。

曹丕が王位についてから徐々に曹丕像というのが変わってきている気がします。今回の話では特にそれが明確にあらわれていますね。また、柏霊筠(柏夫人)が司馬懿に仕えることになったので、今後張春華との絡みを含め、いろいろと楽しみですね。あまり司馬懿のこの手の話というのはクローズアップされることが無いので、余計に気になります。

第二十九話 甘い罠

あらすじ:曹丕は司馬懿に柏霊筠(柏夫人)を仕えさせるよう勅命を出す。柏夫人は司馬懿に迫るが司馬懿は固辞する。そこへ司馬懿の妻 張春華がやってくるのだった。

今回の見どころは修羅場ですね(笑) あと個人的に司馬昭役の方が三国志 Secret of Three Kingdomsで曹丕を演じていた方だったので、イメージが抜けきらず。同じ時代をテーマにしたドラマで違う役どころというのも難しいですね。三国志 Secret of Three Kingdomsの方が後の作品なので、本作で良かったから起用されたのかもしれません。

第三十話 君主と臣下の関係

あらすじ:張春華が激昂し司馬懿は柏夫人を曹丕に返そうとするが、曹丕は勅命に従わなければ重罪だという。仕方なく柏夫人を迎えるしかなくなった司馬懿が司馬府に戻ると、柏夫人が門の前で待っていたのだった。

今回も修羅場が見どころですね。実際問題、当時のことを考えれば側室がいても問題が無いのは確かでしょう。張春華が実際にどう考えていたのかはわかりませんが。また、側室がいたことで跡継ぎ問題が発生するのも世の常。もしかしたら、そういうことも考えていたのかもしれませんね。また、鍾会と鄧艾の出会いも描かれています。二人の関係も気になりますね。

第三十一話 夫婦の絆

あらすじ:柏夫人を返すことに成功した司馬懿。しかし、曹丕はさらなる勅命を下し、柏夫人を迎えぬのであれば張春華と離縁せよという。果たして司馬懿はどうするのか。一方、尚書台には曹家が推薦するも一次試験に落ちた者たちが詰めかけているのだった。

さすがにちょっと司馬懿と張春華の夫婦話が長すぎる気が(笑) あと司馬昭の意味深な発言はのちのち明かされることはあるのかなあと気になりました。

第三十二話 張春華の決意

あらすじ:司馬懿は張春華と離縁してでも柏夫人を側室にすることを拒むことを決断したが、その場合、司馬懿の官位を剥奪するという第二の勅命があった。そして、張春華はしぶしぶ柏夫人の側室を認めるのだった。そして、尚書台では鍾会、鄧艾の才人が二次試験を受けることになる。

ようやく鍾会、鄧艾という次世代の才能がにょきにょきと出てきましたね。今後の活躍が楽しみです。そして再び曹真が動き始めました。楊修の次は曹真率いる曹家という感じ。楊修は知略での戦いでしたが、曹真は知謀で戦うというよりも人脈や家柄で戦う感じかなと。どのような攻防になるのかこちらも楽しみです。

第三十三話 献帝の姫君たち

あらすじ:鄧艾は屯田令に任じられ曹家、夏侯家のお膝元譙県に配属されることになった。そして、司馬懿夫婦が仲を取り持つ形で小夜と結婚することになる。また司馬懿は柏夫人に張春華をかばい冷宮に閉じ込められた郭照を助けるよう依頼する。後宮では曹真の策略で漢の元皇帝の娘が曹丕の元へやってくるのだった。

司馬懿と曹家の対立が徐々に激化していく序章といった感じ。また、司馬懿の野望が少し垣間見えた回でもありますね。後宮の諍いも起きそうですし、面白くなりそうです。

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