ラーメンヘッズ ドキュメンタリー映画レビュー ラーメン好きかつ飲食店の裏側を知っているならおすすめ

投稿者: | 2022年3月29日

評価

☆5/5

TRY大賞4連覇を達成し、名実ともにラーメン界のキングとなった松戸にある中華蕎麦 とみ田の店主 富田 治氏のこだわりに密着したラーメンドキュメント。

個人的にはかなりラーメン好きということもあって、かなり面白く観ることが出来ました。また、飲食店の裏側の大変さというのを知っていると、店主の努力やこだわりがどれだけ大変かも実感できると思います。

そういう意味でラーメンヘッズ(ラーメンバカの言い換え)というのが、ビンビン伝わってきますね。

また、とみ田だけでなく、他の店舗の話がちょこちょこ出てくるのが個人的には非常に良かったです。特にとみ田とは真逆をいく、多くの人に手軽にラーメンを食べてもらうことを重視しているラーメン店の話は、対比としても良かったですし、ラーメンという食べ物の幅広さというか、大衆食だからこその奥深さみたいなものを改めて感じました。

基本的に盛り上がりも盛り下がりも無いので、エンタメ作品として観てしまうと評価が低くなってしまうかなと。よくあるドキュメンタリー作品と言われてしまえばそれまでではあるので。

ですので、ラーメン好きで、飲食店の裏側を知っているなら、いろいろと感じることが多い作品だと思います。

ああ、ラーメン食べて〜。

他の方のレビューを見ていると、店主が客前で従業員を怒るのが〜〜みたいな感じで書かれていましたが、別に怒鳴っているわけではないですね。また、客に配慮しつつ小さな声で注意しているのと、注意している内容も客を中心に考えれば受け入れられる内容。

小さな店舗ですから、注意のために一々外に出て客を待たせることの方が逆に失礼だと思いました。ですので、問題ないかなと。まあ、個人的にですが。


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