ドラマ パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜 わかりやすいサイエンス ネタ勝負で面白かった こういうのが好き

投稿者: | 2022年6月30日

評価・レビュー

☆5/5

科学犯罪対策室 室長 小比類巻祐一(ディーン・フジオカ)と、天才科学者 最上友紀子(岸井ゆきの)、元警視庁刑事部捜査一課 刑事 長谷部勉(ユースケ・サンタマリア)が、原因不明の怪奇事件を解決していくドラマ。

設定がわかりやすく、取り上げられた内容も面白かったです。期待通りの作品という感じ。

https://www.youtube.com/watch?v=rqoeKk_lGN8

テーマとしては、

  • AIロボットによる殺人事
  • 能力を高める脳内チップ
  • 蘇る遺体
  • 自殺を誘うVRゲーム
  • 急速老化
  • 幽霊
  • のっぺらぼうの遺体
  • 血液が抜き取られた遺体

という感じで、どれも謎に満ち溢れていて良かったです。1話完結でテンポ良くサクッとオチまでいくのも本作が素晴らしい点かなと。

ジャンルとしてはサイエンスミステリなのかな。

ネタ勝負のところが良い

結構突拍子もない設定もいくつかあるのですが、個人的には様々な科学の可能性という意味でとても楽しめました。こういう科学の可能性について、いろいろと夢想するのが好きな人は楽しめる作品かなと思います。

1つのネタが1話完結でサクッと話が終わるのも個人的には良かったです。なぜなら、こういう作品って設定のネタ勝負だと思っているので、ダラダラと引き伸ばしされると飽きちゃうんですよね。

本作では登場人物の掛け合いとか、心理描写とかそういうのが結構ざっくりしていて、ネタ勝負です!というのがストレートに感じられたのが良かったなと。

話を面白くしようとして複雑にしたことで、どっちつかずになるようなドラマも多いので、本作のようにわかりやすいのは個人的に好感を持てました。こういうのが良いかなあと、ドラマって。

原作は

中村啓先生の小説 SCIS 科学犯罪捜査班 天才科学者・最上友紀子の挑戦。シリーズ化もされており人気作のようですね。

原作は最上友紀子が主人公ですが、ドラマでは小比類巻祐一が主人公になっているので、結構違いがありそう。

シーズン1は地上波でシーズン2はHulu

本作が興味深いのは、シーズン1は日テレの地上波で流れましたが、シーズン2はHuluで放送されるという点。元からそういう流れで作られていて、試みとしては面白いなと思いました。機会があればシーズン2もみたいなと。

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