
ながるるMeetup まちで遊ぶマーケットをつくろうに参加したときの個人的なメモです。
アーティスト 西岳拡貴
アーティスト 西岳拡貴さんのゴムを地面に貼って、それを巻き取っていきながら大きな塊にしていくアートが、個人的には良かったです。
リアル塊魂みたいな。
単純にウォーキングではなくて、こういったアート作品をみんなで作りつつ、街の新しい発見をするのにも使えそうなアクティビティだなあと。
リビセン 東野唯史
東野唯史さんは、古材と古道具を販売する建築建材のリサイクルショップ ReBuilding Center JAPANを運営している方。
ぶらぶらタンブラーとぐるぐるバザールの事例を紹介していました。
ぶらぶらタンブラーは、家に余っているタンブラーを集めて、カフェなどに配布し、そのタンブラーで珈琲などの飲料を提供するというシステム。
で、タンブラーを返却することで、飲料のカップ代を浮かしつつ、環境にも配慮しているというものです。
ただ、この事例は、ビジネスではなく、シェアリングコミュニティかなと。
個人的には非常に面白い事例だなと思いました。
ぐるぐるバザールも同じようにシェアリングコミュニティのカタチで、使わなくなったものをみんなでシェアしていく市場という感じ。
フリマはビジネス的な意味合いが強いので、フリマとは一線を画すものになっています。
シングルユースを減らせば、環境が良くなるということを仰っていて、たしかになあと。
みんなの善意を持ち寄って
個人的に「みんなの善意を持ち寄って」という言葉が良かったです。
どんなプロジェクトでもそうですが、利己的な人たちの集まりは、最終的にうまくいかないことが多いです。
なぜなら、利己的ということは、自分主体であり、プロジェクトの成功が目的ではないため。
善意を持ち寄るということは、利他的行動でもあり、一緒にプロジェクトを成功させるために動くに必要な要素と言えます。
まあ、一部の人間の善意だけに頼るとうまくいきませんし、また善意を搾取するような人がいると、どうやっても限界が来てしまいます。
なので、どうやって善意の持ち寄りを維持していくか?が重要かなと。
個人的には、その根幹に信頼があると思っています。
単純な信頼ではなくて、一緒に何かをしたいと思える人と言った方が良いかもしれません。
このあたりは、最近読んだピーター・ティールの『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』の影響もあるかもしれませんが。
まあ、少なくとも、自分が働いていた会社では、利他的行動をする人が少なくて、ギスギスしていたし、離職率が高かったので、利己的な人たちばかりだとうまくはいかないだろうなと。
それに1人のスーパーマンに頼るのであれば、それはもうスティーブ・ジョブズを探すというプロジェクトにしたほうが良い気もするし。
見つかるかどうかは別として。
信頼関係の構築
最近、強く思っているのは、何をするにしても信頼関係の構築が大切なんじゃないだろうかという点。
では、信頼関係を築くにはどうしたら良いのか?
現状で自分が思っていることは、
- コミュニケーションの量
- コミュニケーションの質
かなと。
それ以外にも、実績などもあります。
ただ、ここで実績はあくまで過去のことです。
また、実績があるからといって、こちら側を信頼してくれるとは限りません。
あくまで、実績がある人を一方的に信頼できるというだけです。
なので、信頼関係がある間柄とは言えないのかなと。
で、前述の2つが、個人的には重要な気がしているというわけ。
哲学対話は信頼関係を築く1つのアクティビティ
個人的に、哲学対話は信頼関係を築くアクティビティとして、結構良いかなと思っています。
哲学対話だけでは信頼関係が築けるとは思いませんが、ツールとして使えるかなという印象。
その理由として、哲学対話では、心理的安全性と知的安全性を確保するためのルールが定めれているためです。
これによって、自己開示をしやすい場になっていると思います。
結果、コミュニケーションの質が高まりやすい環境になっているのかなと。
やりたくないことを省いていく
このワークショップで個人的に良かったなと思った言葉に、「やりたくないことを省いていく」というのがあります。
長く続けていくには、とても重要なことかなと。
個人的にも今、最重要に考えていることでもあります。
ビジネスにしても何にしても、続けていくというのが大切だと言われています。
で、やりたくないことをずっと続けるのって辛いですよね。
なので、「やりたくないことを省いていく」って大切かなと。
自分の場合、Youtubeのチャンネルを2つ持っていますが、そのどちらもやりたくないことはやっていません。
もっとチャンネル登録者数を増やすには、xxをすれば良いというのもある程度わかっていますが、そのxxがやりたくないことの場合にはやらないです。
あくまで、思いついた案で自分がやりたことを優先しているという感じ。
なので、なかなか儲かりにくいのはわかっていますが、ずっとやりたくないことばかりしてきたのもあって、メンタル的に今はかなり良い感じです。
うまく当たりを引けたらなとは思っていますが、まずは続けることを最優先で考えています。
ゴール・ビジョンが見えない
このワークショップに参加して思ったのが、最終的なゴール、ビジョンというのが見えないという点。
なので、アンケートに公園を良くするアイデアをくださいと書かれていたのですが、何を書いてよいかわかりませんでした。
公園に思い入れがあれば、書けるのでしょうが、そもそもその書いたアイデアが主催者の意図とは違ったものだったら、無駄でしょうし。
例えば、公園をもっと綺麗にしたい、公園でもっとイベントを開きたい、公園をもっと市民に知ってもらいたいなど、ゴールまでいかなくても目標があった方が、具体的なアイデアが出やすいと思いました。
というか、このあたりって、ビジネスでは当たり前なんですよね。
で、参加者の方たちはの多くは普通に働いている人で、仕事だとそういうことを無意識にやっているというか。
なぜか、仕事を離れたコミュニティになると、途端に仕事のノウハウを忘れてしまうというか。
ゴールやビジョンは本当になんでも良いと思っていて、みんなで楽しみたいとかでも良いと思っています。
大仰なというか、崇高な目的である必要はないというか。
で、それがすり合わせできると、協力したい人も増えるかなと。
そんなことをぼんやりと思いました。