キングダム アニメレビュー 壮大な中華統一物語

投稿者: | 2021年6月29日

キングダムとは

キングダムは中華を統一した始皇帝(嬴政)と秦に仕える李信を中心とした中華統一の物語。

紀元前の中国、周王朝の力が衰えはじめ各地の王が力を持ち始め、群雄割拠の時代に突入。中国の西側に位置している秦は白起をはじめとした戦に強い六大将軍を抱え中華でも恐れられていたが、六大将軍が力を失い新たな力が芽吹きはじめていた。

李信は奴隷であったが大将軍を目指し夢見ていた。様々な偶然から秦の次期 王 嬴政と出会い、秦の武将となり、嬴政とともに中華統一へ踏み出していく。

原作は同名のマンガ キングダムで原泰久先生作品。

評価

☆5/5

そもそも原作のキングダムが鬼面白いということで、アニメ化してもストーリーの面白さは間違い無いですね。

アニメは序盤若干作画で色々と賛否あるようですが、個人的には多少気になるレベルで、そこまでではないかなと思います。

また、シーズン1は導入でシーズン2から爆速的に面白くなってくるので、そこもキングダムのアニメの評価が上がりきらないところかもしれません。

アニメになったことで一番の良さは、やはり声でしょう。臨場感がやっぱり違いますよね。個人的にマンガも読んでいるのですが、アニメを観てからはマンガのキャラクターの声がアニメの声で脳内再生されるようになりました。

主人公は後の始皇帝 嬴政と、後の大将軍 李信。始皇帝については焚書坑儒など悪名高き皇帝として歴史で学びますが、キングダムを読むとまた違った始皇帝の一面が見えて興味深いです。個人的にマンガ 史記も読み、さらに始皇帝の見方が変わりました。史記では六大将軍の話も出てくるのでキングダムをもっと楽しむのにもおすすめです。

また、李信については出自があやふやな武将ということで今回主人公に選ばれたのかなと思います。歴史書はほぼ史実ではありますが、編纂された時期や編纂した人によって様々な意図が入ってくるので、完璧にその通りだったのかはわかりません。だからこそ、想像をふくらませることができるので、それがキングダムの醍醐味でもあるのかなと思います。


リンク