快楽が指標の世界 快楽至上主義社会 小説・設定ネタ

投稿者: | 2021年10月1日

快楽を数値で測定できるようになった世界。すべての指標は快楽であり、人々はより高い快楽指標を得るために様々な試みをし、高い快楽の数値を得た者が勝者として人々の尊敬を集めていた。

世界はAIや機械によって自動化され、人々は仕事をする必要が無くなった。すべての人が自分がしたいことができ、そしてその究極が快楽指標となっていく。

しかし、快楽指標と言っても限界がある。そこで頼るのがドラッグだ。人々はより強い快楽を求めてドラッグに手を出していく。

しかし、異常な数値の快楽指標を出すドラッグが突如登場する。そして、そのドラッグを使った者はみんな死んでしまうという。

究極の快楽を得て死を選ぶか、それともそこそこの快楽で生き続けるのか?

人間が生きる意味とは何か?

快楽を追求することは悪なのか?

そんなお話。

結局、人は目的を持って生きていたとしても、そこに快楽があるから頑張れる。それは名声だったり、権力だったり、金だったりと様々あるのが、それを得た時、または行使した時、人は愉悦に浸るのである。つまり、人間の行動原理とは快楽であり、快楽こそが人間を支配していると言っても過言ではないだろう。

その究極的な社会が快楽至上主義社会というわけ。突き詰めて設定を作っていったら楽しそうではある。哲学的でもあるし。

また別な角度で快楽が通貨のように使われている世界も面白そう。快楽を得るには同等の苦痛が必要とか。ちょっとカオスな感じだけど。

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