新日本プロレス IWGP、インターコンチ二冠統一問題 個人的見解

投稿者: | 2021年3月5日

二冠統一問題とは

新日本プロレスの2つのベルトIWGPヘビー級王座、IWGPインターコンチネンタル王座について、1.5東京ドームの後、チャンピオンとなった飯伏幸太選手が統一したいと宣言したことにはじまる一連の問題。

急な情報発信で飯伏幸太選手のコメントが説明不足だったこともあり、ファンの間で炎上した。

その後、内藤哲也選手が異議を唱え、IWGPインターコンチネンタル王座のみに挑戦し統一を阻止しようとしました。

しかし、飯伏幸太選手が勝利し二冠を防衛。次の日の3.1一夜明け会見でIWGP世界ヘビー級王座新設が発表され、IWGPヘビー級王座、IWGPインターコンチネンタル王座は封印されることになった。

飯伏幸太選手はIWGPヘビー級王座、IWGPインターコンチネンタル王座の歴史は守りたいと会見で述べていたが、飯伏幸太選手が言っていた内容とは違う結果となり、火に油を注ぐこととなった。

統一は会社の意向か?

まず結論から言うと、

今回の統一騒動は新日本プロレスの会社の意向がとても強かった

と考えてきます。その理由について書いていきます。

WWE インターコンチネンタル商標申請問題

2020年7月10日にWWEがインターコンチネンタルの商標登録申請を行いました。実は統一することにしたのは、このWWEの商標登録申請が原因ではないか?という説が流れています。

ただ、日本だけで使用する場合には、WWEがインターコンチネンタルを商標登録していても使用できます。日本で商標登録されていたとしてもです。これは商標の先使用権があるためです。詳しいことは省きますが、商標登録前から使用している商標で周知性があるものについてはそのまま使用できるという権利です。

IWGPインターコンチネンタル王座についてはインターネットやテレビを含め周知されており、ファンの間では知らない人はないでしょうから、周知性は確実にあると言えるでしょう。

しかし、今後新日本プロレスを海外に向けて発信を強化していくことを考えれば、WWEと揉めるのは得策ではないと考えるのが当然です。そういう意味で説得力がある説だと思います。

レスラーは知らなかった

棚橋弘至選手が2021年3月3日収録のポッドキャストでレスラーは統一の話を全然知らなかったと語っています。

またポッドキャストの中で興味深いのは、チャンピオンには会社から意向が伝えられると明言している点です。棚橋弘至選手がチャンピオンだったときにも会社からの意向があったと述べています。

ベルトを1つにしたいというのは飯伏幸太選手も考えていたことかもしれません。ですが、チャンピオンになった後に会社からベルト統一の意向を伝えられたことは間違いないでしょう。

そう考えると、飯伏幸太選手の統一宣言があやふやだった点も合点がいきます。また、飯伏幸太選手はIWGPヘビー級王座、IWGPインターコンチネンタル王座の歴史を守りたいと発言し、統一後もナンバリングをしたいという発言をしていましたが、会社の発表では封印という発表になったのも理解できます。

実際のところは絶対に公にはなりませんが、状況だけ見るとベルト統一は会社の意向だったと言えそうです。

なぜ内藤選手はベルト統一阻止に手を挙げたのか?

こうして考えてみると内藤哲也選手がベルト阻止に手を挙げたのは、突然会社からの意向を伝えられ統一宣言するしかなかったチャンピオンの飯伏幸太選手を助けるためと考えるのが良さそうです。

新日本プロレスがいつからベルト統一について考えていたのかはわかりませんが、少なくとも飯伏幸太選手が宣言した段階で内藤哲也選手は会社からの意向であることを察した可能性が高いです。

もしかすると内藤哲也選手には昨年から統一の意向が伝えられていたのかもしれません。昨年に続き2日連続のタイトルマッチというのも、G1覇者飯伏幸太選手を指名したのも、それを勝ち抜いてはじめて皆が納得できる統一宣言ができると考えたからかもしれません。

昨年、IWGPヘビー級王座、IWGPインターコンチネンタル王座を別々に挑戦すれば良いと言っていたのもある意味統一への布石だったと考えることもできます。

話を戻すと内藤哲也選手は非難を浴びる飯伏幸太選手を見かねて、ベルト統一阻止に手を挙げ、さらに今飯伏幸太選手がしなければならないのは次のビジョンをプロレスファンに見せることだと助け舟を出したと言えます。

もし内藤哲也選手のストーリーが無かったら、急にニュージャパン・カップの優勝者が二冠王者と対戦し勝者が新ベルトのチャンピオンになるという話になっていたと思います。そうなった場合、非難は今の比では無かったでしょう。また矛先は新日本プロレスに向いていたように思います。

また内藤哲也選手が勝ってIWGPインターコンチネンタル王座を奪取したとしても、タイトル戦前からIWGPインターコンチネンタル王座の封印を匂わせる発言をしていましたし、負けたら統一になるという発言もしていたので、統一にしろバラバラになったにしろ、IWGPインターコンチネンタル王座は封印されることが決まっていたように思います。

結論

ということで、飯伏幸太選手の伝わりにくい発言の裏には会社の意向があり、急に意向を伝えられたことで飯伏幸太選手自身も、うまく消化しきれないうちに話してしまったことで、炎上してしまったと考えられます。

余談:ブーイングを跳ねのけて

棚橋弘至選手のポッドキャストでとても感慨深い話がありました。棚橋弘至選手が初めてIWGPヘビー級王座を取ったとき、かなりブーイングがあったそうです。その期間4年。

内藤哲也選手もロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンで弾ける前はブーイングされていましたね。

二人ともそれらのブーイングを跳ねのけて今の地位を築いたと言えます。

飯伏幸太選手もこの経験をバネに頑張って欲しいと思いました。

3月4日の旗揚げ記念日後、IWGP世界ヘビー級王座 初代チャンピオンになった飯伏幸太選手が試合後のコメントで「面白いベルトにしたい」という発言がありました。

今回タイトル戦が2月28日から1週間後の3月4日と短いスパンで行われており、また昨年と今年は1月4日、1月5日と2日連続でタイトル戦が行われています。

選手の方々はすごく大変かもしれませんが、個人的に短いスパンでのタイトル戦というのは面白かったです。

今後、飯伏幸太選手が誰とどんなタイトルマッチをするのか、とても興味が湧いてきました。

個人的にはヒールチャンピオンやっても良いんじゃないかなーって思ってましたが、会見を見る限りでは難しいのかもしれませんね。極悪のヒールじゃなくて、もっと神神しても良いんじゃないかなーって思っています。