ハッピーダンガンロンパS 超高校級の南国サイコロ合宿 – 育成は楽しいが途中から作業感高め

評価・レビュー

☆4/5

ハッピーダンガンロンパS 超高校級の南国サイコロ合宿は、キャラクター育成RPGです。

育成モードでは、様々なイベントが起きるボードをサイコロを振って移動して、敵を倒したり、装備品を購入したりしながれ、キャラクターのレベルを上げていくというの特徴。

パワプロのサクセスに近い感じですね。

登場キャラクターは、

です。

それぞれのキャラクターに個性が少しずつあり、さらにイベントもいろいろと用意されています。

また、育成モードで育てたキャラクターはバトルモードで使用。

バトルモードでは最大4人でパーティー編成して、ひたすら敵とのバトルを繰り返し、塔の上を目指していくというモードです。

キャラクターの増やし方はガチャです。

モノクマメダルなどを使ってガチャを回して、N〜Uの4段階のレアリティがあるキャラクターをゲットできます。

またガチャでは育成に使うアイテムや、キャラクターの能力限界を突破するワクワクカードもあるので、全キャラクターを集めて育てるのは、相当時間がかかるかなと。

個人的にダンガンロンパは昔プレイしてうろ覚えだったのですが、本作はダンガンロンパとは全然別ゲーになっているので、ダンガンロンパを期待すると期待はずれになってしまうと思います。

ただ、キャラクター育成ゲーが好きなら、かなり楽しめるかなと。

個人的にはボードゲームに近い感じで、楽しめました。

自分はPS版を購入してプレイしたのですが、正直言うと、ガチャシステムはかなり微妙かなと・・・。

とにかく、レアリティの一番高いUのキャラクターやワクワクカードが全然集まりません。

バトルモードでガチャで使うモノクマメダルを集めることになるのですが、基本的にオートで戦って、ただそれを眺めるだけなので、すぐに飽きが来てしまいます。

自動で再挑戦するようなシステムがあったり、報酬がもっと多かったら、モチベーションが上がりやすいかったかなと。

とにかく、1回バトルモードで戦闘して運良くモノクマメダルが2個ゲットできたとしても、Uのレアリティのキャラクターがゲットできる確率が0.2％なので、モノクマメダルが500枚でようやくUキャラクターが1人という感じ。

つまり、運が良いバトルを250回やって初めてUのレアリティのキャラクターをゲットできるわけです。

キャラクターは30〜40人いて、さらにワクワクカードの種類もあるので、バトルモードでの戦闘回数がかなり途方もない数字になります。

そこが本ゲームで一番厳しいところかなと思いました。

また、育成についてもある程度プレイするとパターン化してきます。

なので、途中から作業感がかなり強いです。

キャラクターがもっとガンガン集まったら、コレクティブ要素的なところで、モチベーションも上がったのかなと思うのですが、そもそもキャラクターが全然集まらない上に、ワンパターン化してしまう育成モードをプレイすることになるので、モチベの上げ方がかなり大変かなと個人的には思いました。

ダンガンロンパシリーズからかなりの登場人物が出ていて、それぞれのキャラクターに結構な数のイベントが用意されています。

いろいろな絡みが発生するので、そのイベント自体は結構楽しいです。

ダンガンロンパシリーズが好きな人ならニヤリとできるイベントが多いかなと。

個人的には細かい設定をいろいろと忘れていましたが、イベントを見ながらダンガンロンパのことを少し思い出しました。

という感じで、良いところと個人的に気になったところを書いていきました。

総評としては、ゲームシステムとしてはとても良かったですし、個人的には楽しめたのですが、もう少しキャラクター開放を楽にしてほしかったなと。

そこがマイナス点です。

ただ、全キャラクターを開放して、塔を制覇することを考えると、おそらく相当プレイしないといけないので、コスパという観点では良いのかもしれません。

個人的には同じことを繰り返すのはとても苦手なので、途中で諦めました。

ぶっちゃけて言うと、できれば20時間ぐらいある程度遊び尽くせるぐらいだったら、最高のゲームだったなあと。