評価・レビュー
☆3/5
不能犯と警察の攻防を描いた作品。同名の漫画が原作。不能犯とは例えば呪詛などで人を呪い殺すなど、その実現が不可能で犯罪に問えないこと。
本作では殺害を依頼された不能犯(松坂桃李)が依頼者に代わりターゲットを殺害。しかし、その方法が特殊で不能犯と結論付けられ犯罪に問えないという話です。
ネタとしては面白い
個人的にはネタとしては非常に面白いなと思いました。昔、デスノートという作品が流行りましたが、設定としては同じ系統かなと思います。リアルに、不能犯という言葉があるので、本作はより現実感はあるかなと。
不能犯役は松坂桃李さんは非常に雰囲気があってよかったですね。また、刑事として対するのは沢尻エリカさんで、良くも悪くもという感じ。このあたりはかなり賛否が分かれるところかなと思います。
原作が読みたくなる
個人的には本作を見て、原作が面白そうだなと感じました。この手の作品って、まあ様々な評価があるとは思いますが、個人的には少なくとも原作を知る機会になるという点では良いのかなと思っています。
特に本作は設定が面白いと感じたので、続きというか、不能犯と警察の対決の続きが気になっています。機会があれば原作を読んで見ようかなと思います。
あらすじ
都会のど真ん中で、次々と起きる変死事件。現場では、必ず黒スーツの男が目撃される。男の名は宇相吹正(松坂桃李)、ある電話ボックスに殺してほしい理由と連絡先を残すと、“願い”を叶えてくれる男だ。ただし、依頼人の殺意が純粋でないと、恐ろしい事態を招くという。さらに、ターゲットは確実に死に至るのだが、その死因は病死や自殺に事故–そう、宇相吹の犯行は、〈見つめるだけで相手を死に追いやる〉ため、罪には問われない〈不能犯〉なのだ。果たして、その手口とは–?(c)宮月新・神崎裕也/集英社 2018「不能犯」製作委員会
アマプラ:不能犯
2018年2月1日公開作品。宮月新原作、神崎裕也作画の漫画 不能犯が原作。
ちょいネタバレあり感想
個人的にですが、本作のラストから先が一番おもしろいところなのかなと思っています。あまり、評価が高くないので続きは作られそうにないのが残念かなと。