ドロステのはてで僕ら 映画レビュー アイデアが秀逸

投稿者: | 2022年2月3日

評価

☆5/5

いやあアイデアがとても面白く、ストーリー展開がどうなるのか、どういうオチを付けるのかワクワクしながら観ることができました。

話としては、

1階を移したPCの画面に自分が映り、自分は2分後の未来の自分だと言う。なんと、2階のPCの画面と1階のPCの画面が2分の時差で繋がってしまったらしい。そして、そのPCの画面を向かい合わせにしたところ、画面の中に画面が写って(ドロステ効果)、そこそこ未来の自分たちからメッセージが届く。

という感じ。

時間としては1時間ちょっとなのでサクッと観れるのも良いところ。少し演劇風なところもあるので、好みはちょっと分かれるかなと思います。

箱庭系SFが好きなら、かなり楽しめる作品。

個人的にはアイデアとストーリー展開が素晴らしかったので☆5としました。ただ、オチはそこまで期待しない方が良いのと、いわゆる大衆向けエンタメ作品ではないので、楽しめない人は楽しめないかなあと思いました。

タイトルにあるドロステとはドロステ効果のこと。ドロステ効果とは、画像の中に何度も何度も繰り返される同じ画像が続く効果のこのこと。わかりやすいのが合わせ鏡。鏡を合わせると鏡が永遠と連なっていきますよね。アレです。

で、それをタイムマシン的に使ったらどうなるのか?というのが本作。思考実験的な面もあって、個人的にもいろいろと想像しながら観ちゃいました。

こういうアイデアって素晴らしいですね。

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