毒戦 BELIEVER 映画レビュー

投稿者: | 2021年10月19日

毒戦 BELIEVERとは

麻薬取締局 ウォノ刑事は韓国の巨大麻薬組織を牛耳っている謎の人物 イ先生を追っていたが手がかりがまったくつかめていない状況だった。そんな時、イ先生が関係する麻薬製造工場で爆発事故がおき、唯一の生存者 ラクが発見される。ラクは爆発事故で母親を失い、麻薬組織に失望しウォノ刑事に協力する。ウォノ刑事はイ先生を捕まえるため危険な潜入捜査を開始するのだった・・・。

香港映画 ドラッグ・ウォー 毒戦の韓国版リメイク作品。2018年作品。

評価

☆4/5

元になったドラッグ・ウォー 毒戦と大筋は一緒ですが、大胆に設定を変えており、リメイクではありますがまったく違う作品に仕上がっています。

ドラッグ・ウォー 毒戦よりもよりエンタメ要素を強め、イ先生という謎の人物を登場させ、ミステリ要素を入れつつ、登場人物たちのキャラクターもしっかり立っているため、娯楽作品として面白いです。

元のドラッグ・ウォー 毒戦はノワール映画、毒戦 BELIEVERはミステリサスペンス映画という感じ。このあたりは好みがあると思いますが、個人的にはかなり楽しめました。


ちょいネタバレありの感想

本作、イ先生というミステリ要素を加えてはいますが、最初からオチがわかってしまうのが残念なところかなと思います。

それはあえて狙って作っているのかもしませんが、個人的にはちょっともったいないかなあという印象です。

また、ラストは描かれていないので読者の想像におまかせしますというのも、突き放し過ぎかなと。エンタメ作品としてリメイクしているので、最後もちゃんと描いたほうが良かったのでは?という感想です。

それでも全体としてとても良くできていて、大胆なリメイクが上手くいっている良い例だと思います。

これは個人的にですが、キムジュヒョクさんの役作りが凄かったですね。これまで個人的に見てきた役とは異なる役柄で最初気づきませんでした。それほど役に入りきっていんだろうなと。

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