愛は計測できるか?〜時間ベースで愛を考える

投稿者: | 2021年1月4日

愛について考える

人は人を愛する。とても単純なことですが、そもそも愛って何でしょうか?

意外と愛って何かわからないですよね。また、愛するとは何でしょうか?

愛しているという言葉を言えば、愛しているのでしょうか?

愛は見えないからこそ様々なテーマで語られています。しかし、どれも不確かなものばかりで愛そものもが何なのか、よくわからないことが多いです。

もし、愛の量を測ることができたら、どうでしょう。それこそが愛の本質なのではないでしょうか?

愛は計測できるか?

愛は計測できるのでしょうか?

個人的な見解ですが、計測は可能だと思っています。その方法とは時間をベースに考えるというものです。

一緒にいた時間ではなく、「相手に対して費やすことのできる時間」と定義してみましょう。

あくまで個人的な仮説ですが、この指標で愛を計測できるのではないかと考えています。

具体的な例を挙げてみましょう。

人はどのような時に愛を感じるのか?

まず、愛を感じるのはどのような時かを考えています。行為ではなく、どのような時かということです。

一度も会ったことがない人から、愛を感じることはできるでしょうか?

個人的に現在の人間にはテレパシーの能力がないので難しいように思います。そう考えると、人と接している時に愛を感じると考えられます。

また、人から受けた行為に対して、愛を感じることも考えられます。例えば、愛妻弁当などが良い例だと思います。

これを相手に対して費やすことのできる時間で考えてみると、どちらの場合も愛を与えている方は、愛を受けている方に対して、時間を費やしていると捉えることができるでしょう。

その時間は、行為自体の時間もそうですし、相手のことを考えている時間も含まれます。

つまり、この時間が愛を計測する指標になるということです。

私のことを愛していないの?

私は「私のことを愛していないの?」と言われたことはないので、わからない点もありますが、多くの場合、女性が男性に対して使う言葉の例として小説やドラマなどで出てくるセリフように思います。

その際、男性側は、「愛する人のために仕事をしてお金を稼いでいるんだ! なぜ、わかってくれない。」的なことがよく言われるのではないでしょうか。

その原因を相手に対して費やすことのできる時間で考えてみると、「自分に対して時間を費やしてくれていないと感じている」と捉えることができます。

愛憎の変

愛憎の変という言葉があったように思いますが、ネットで調べたら、ことわざではないみたいです。私の勘違いかもしれません。

言いたかったのは、あれほど愛していても、愛が冷めると急に相手が憎くなるという話です。また、その逆もあります。

このような変化も相手に対して費やすことのできる時間で考えると、説明しやすいです。

愛していた時間がそのまま憎んでいた時間に変換されるため、感情が急変すると考えられます。逆の場合も同じです。

私はどのぐらい相手を愛しているのか?

さて、「相手のことをどのぐらい自分が愛しているか?」について考えてみましょう。結婚などの指標にできるかもしれません。

相手に対して費やすことのできる時間を使った個人的な計測方法としては、「24時間をどう使うか?」と考えるとわかりやすいように思います。

単純に8時間睡眠、8時間仕事としてみましょう。残りの時間は8時間です。

この8時間のうち、相手に対して使える時間はどのぐらいあるでしょうか?

人によって異なると思いますが、相手に対して使える時間が多いほど、相手を愛していると考えられるでしょう。

また、愛が冷めるというのは、相手に対して時間を費やすことができなくなった状態と言えます。

少子化はなぜ起きるのか?

すこし飛躍しているかもしれませんが、日本の少子化問題についても相手に対して費やすことのできる時間で紐解くことができます。

現在、多くの人が、他者に対して費やすことができる時間が減っているのではないでしょうか?

それは経済的な原因かもしれませんが、恋愛以外に「時間を費やさなければいけないこと」や、「費やすことができること」が多くなっていることがあると個人的に思っています。

「時間を費やさなければいけないこと」としては、仕事があるでしょう。また「費やすことができること」については趣味などがあります。

これは人によって違うので、どのぐらい費やしているかは、その人しかわかりません。

ただ、昔に比べて恋愛以外のことに時間を費やすことが増えたのは間違いないと個人的には感じています。

そのため、愛が芽生えにくいのです。

これを理論化したものがTime Based Theory(時間基軸理論)です。

Time Based Theory(時間基軸理論)とは

すべての事象を時間に変換して考えるという個人的な理論です(通称俺理論)。

すべての事象を時間に変換することで、比較しにくい事象を比較できるようになるのではないか?」という仮説です。

また、「計測しにくい概念も時間に変換することで、計測できるのではないか?」と考えています。

愛もその一つの例です。

少し具体的な例を紹介しましょう。

車と新幹線はどちらが良いか?

AからB地点に移動することを考えます。新幹線の場合、2時間かかり、お金が1万円かかるととします。車の場合、5時間かかり、お金が5000円かかるとします。

移動する人が例えば、時給1,000円の人としましょう。

それぞれ、お金を時間に変換します。

すると、

  • 新幹線の場合、2時間+10時間=12時間
  • 車の場合、5時間+2時間=7時間

となり、車の方が良いという結論になります。

時給5,000円の人はどうでしょうか?

  • 新幹線の場合、2時間+2時間=4時間
  • 車の場合、5時間+1時間=6時間

となり、新幹線の方が良いとなります。

こうしてみると、お金持ちの人が新幹線を使ったり、車の運転主を雇う理由がわかりやすいですね。

実際に比較する場合には、他にも検討しなければならない項目がありますが、それもすべて時間に変換してみると、どちらの方が良いかがわかると思います。

最後に

そもそも私は結婚もしていないので、愛を語ることは難しいのかもしれませんが(笑)、1つの考え方として流していただければ幸いです。