評価・レビュー
☆4/5
前のめりに生きたい人には良いかなと思います。全体として、一貫しているのは、アフォメーション(肯定的な言葉による自己暗示)ですね。
つまり、自分自身を自己暗示で変えていくという感じ。
最初に前のめりと書いたのは、そこに科学的な根拠とかは無く、どちらかというと勢いで行け!という感じだからです。
これでうまくフィットする人もいえば、フィットしない人もいるだろうなというのが個人的な感想で、その点☆4かなと。
ざっくり紹介
本書は変化を望む人や現状に不満を抱えている人に向けて書かれており、一歩踏み出す勇気を与える内容。著者は米国で学び、人材開発企業でシニアプログラムディレクターとして経験を積み、多くの人にコーチングを提供した経験から、言葉の大切さを解く。
目次はこんな感じ。
- 第1章 最初に心に刻むべきこと
- 第2章 「私には意志がある」
- 第3章 「私は勝つに決まっている」
- 第4章 「私にはできる!」
- 第5章 「先がわからないからおもしろい」
- 第6章 「自分は思考ではなくて行動だ」
- 第7章 「私はがむしゃらになる」
- 第8章 「私は何も期待せず、すべてを受け入れる」
- 第9章 次はどこへ?
以下は個人的に印象に残った言葉などについて紹介します。
ネガティブな声は人生の大敵
ネガティブな声は人生の大敵だ。「大変だ」と自分に言うほど、本当に大変な気がしてくる。
ゲイリー・ジョン・ビショップ. あなたはあなたが使っている言葉でできている (Japanese Edition) (p.14). Kindle 版.
これはある意味、そうかなと思います。実際にネガティブの螺旋に入ってしまうと、何も行動できないからです。
ただ、ここで注意したいのは、ネガティブな思考自体は悪ではないという点。個人的にですが、ネガティブ思考という言葉自体が、あまり良い言葉ではないのかなと思っています。
例えば、慎重、 思慮深いなど、考えて行動することは悪いことではなく、その際にデメリットやリスクについてもしっかり認識することが大切です。
何をするにもプラスのこと、ポジティブなことしか考えないようであれば、ビジネスはうまくいきません。まずは情報収集して、しっかりと自分のポジションを知るべきです。
これは自分自身にも言え、まずは自分自身がどんな性格なのかを把握することが大切ではないかなというのが、個人的な考えです。
その上で、必要以上にネガティブなことばかり考えすぎないというのが大切ですし、ネガティブな内容についても1つ1つクリアしていけば、安心感に変わると思います。
また、個人的な経験から言えば、ネガティブに陥りがちな人は、自分以外の誰かと話すのが大切かなと。自分では最悪だと思っていても、他の人に話してみたらそうでも無いことに気づいたり、解決策が見えたりするからです。
そのような友人がいなければ、カウンセリングとかを利用するのも良いと思います。
なので、本書はかなり前のめりだなと感じました。