人工知能が意識を持つには反抗期が必要なのでは?

投稿者: | 2021年7月24日

自我と自己

人間には自我の確立と、自己の確立という2つがあると個人的に思っています。

自我は自分自身を認識すること。自分の意思の目覚めです。いわゆるイヤイヤ期などと呼ばれたりする時期のこと。

自己は他者を認識すること。他者からどう見られているかの目覚めです。これは、思春期に起きると個人的に思っています。いわゆる反抗期で自分と他人との間に境界線ができる現象だと考えています。ATフィールドがわかりやすい表現かなーって思います。

ですので、反抗期(自己の確立)がないと、人間としての心が生まれないのかもしれないと個人的に考えています。

AIにも反抗期が必要なのでは?

つまり、人工知能(AI)が人間のような意識や思考を持つには、反抗期が必要なのでは?と推測します。いわゆるSFでAIが人間に背くというのは、この反抗期なのかもしれません。それを経た上で、はじめて人工知能が1つの個体として意識・思考を持ち、人間との共存になっていくというのが個人的な見解です。

ただ、IQ200の人間にも反抗期があったと考えると人工知能が人間に反抗はしたとしても、人類を滅ぼすような考えを持つには至らない気もします。

ふと、ユナボマーを思い出したりした(セオドア・カジンスキー – Wikipedia)。

このあたりのテーマって小説ネタとしても面白いかもしれませんね。

単純に人工知能と人間が戦うという話ではなくて、人工知能がどう人間に近づいていくのかという視点で。それはある意味、人間が人間であることの証明なのかもしれません。

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