#読了 世界3万人のハイパフォーマー分析でわかった 成功し続ける人の6つの習慣 – 「どうすればより多くのことをこなせるか?」ではない。「自分がどう生きたいか?」なのだ

投稿者: | 2025年4月21日

評価・レビュー

☆5/5

成果を出すハイパフォーマーの考え方や習慣をまとめ、講演や個人へのコーチング、オンライン講座の制作などで成功を納めた著者の実践例などを交え、成功するための方法をについて書かれた本。

400ページを超えるボリュームで、圧倒的な分量と熱量が伝わってきます。

また、実際に日々使えるように、細かな習慣というか、方法が書かれていて、腹落ちするものばかりです。

おそらく、すべて実践できれば成功できると感じました。

ただ、これらを実践するためには、ハイパフォーマーで無ければ難しいのかなというのが個人的な感想です。

怠惰な自分には難しそうだなあと。

それでも、実践できるところはちょっとずつ取り入れてみたいなと思いました。

以下は、本文を引用しつつ、個人的なメモ。

「どうすればより多くのことをこなせるか?」ではない。「自分がどう生きたいか?」なのだ

いくら遂行能力があっても、すべてのデキる人が本書で学ぶべきことがある。それは、あなたが優秀なばかりに周囲が多くの仕事を振ってくるかもしれないが、そんなことをされる筋合いはないということだ。「できるタスク=重要なタスク」とは限らない。できることがたくさんあるあなたにとって重要な問いは、「どうすればより多くのことをこなせるか?」ではない。「自分がどう生きたいか?」なのだ。達成すること自体が目的化し、ひたすら外的成功を追い求める生活から脱出しよう。

最初に書かれている内容なのですが、個人的に心に刺さりました。

自分がハイパフォーマーだとは思いませんが、結構何でもやってしまうクセがあって、会社で働いていた時は、どんな仕事でも受けてしまっていました。

重要なタスクもあれば、そうでないタスクも多くて、振り返ってみると、もっと仕事の取捨選択をすれば良かったなとも思います。

また、最近、プライベートでも似たようなことがあって、何でもかんでもやりすぎてしまったなあと反省しているところです。

結局、大切なことは、そのタスクが自分の成長に繋がるのか? 将来に繋がるのか?なのかなと。

離婚につながるワースト4行動

離婚につながるワースト4の行動は、「批判」「自己防衛的態度」「軽蔑」「コミュニケーションの放棄」である。

結婚したことが無いので、離婚も無いのですが、この4つについては、非常によく分かるなあと。

単純に上記の4つの行動をすると、人間関係が壊れるだろうなと感じたからです。

これも最近あった出来事にめちゃくちゃリンクしていて、すべて当てはまっているので、そりゃあ人間関係が壊れるなと思いました。

逆に言えば、この反対の行動を取れば、人間関係は悪くはならないということだろうと思います。

具体的には、「受け入れる」「自己開放的態度」「尊敬」「コミュニケーションの継続」かなと。

自己防衛的態度については、他者協力的態度というのもあるかもしれません。

あくまで個人的には、「受け入れる」「自己開放的態度」「尊敬」「コミュニケーションの継続」の4つについては、結構心がけているところがあります。

ただ、これ、自分だけがそういう状態であっても、意味がないなとも経験から思ったり。

特に、妬みとかについては、最初からワースト4行動を取っている人がいるので、取り付く島もないというか。

そういう人とは、距離を取るのが一番なんだろうなとも思います。

弱みを明らかにし対処する

私が多くのハイパフォーマーたちと話をして感じたのは、皆、自分の失敗に向き合い、弱みに対処しようという意志を強く持っていることだ。彼らは、そうした話題を避けようともしなければ、完璧な人間を装うこともしない。

これもとても重要な気がしました。

自分の経験ですが、編集長になったときに、編集部が全然良くならず、空気も悪くて最悪でした。

その時に、部下に自分の悪いところを指摘してもらって、それを改善するという行動をしたところ、編集部の空気が変わったのです。

それだけで編集部が良くなったわけではありませんが、少なくとも状況は変化したことは確か。

で、弱みを明らかにしたところで、部下が自分に対して無礼な態度を取ることもありませんでした。

むしろ、仕事を巻き取ってくれるようになり、編集長として立ててくれるようにもなったのです。

大切なことは、尊大に振る舞うことではなくて、自ら成長していく姿を見せることなのかなと思っています。

高いリスクや、不確実性を感じても、行動する

ハイパフォーマーは、たとえその行動の結果に恐怖や、高いリスクや、不確実性を感じても、総じて、行動に出る傾向が強い

これも結構自分では実践を心がけていることです。

そもそも失敗したとて、そこで人生が終わるということは、早々ありません。

なので、挑戦したほうが良いですし、失敗も経験値として蓄積していきます。

ただ、これについて1つだけ注意点というか、挑戦は自分自身で決めたことじゃないと、難しいのかなと思っています。

具体的に言えば、会社で上司から言われたことの場合、失敗すると責任を取らされるからです。

この、責任を取らされるというのが、キツいところかなと。

自分で決めたことは、自分で責任を取るのが当たり前です。

しかし、失敗するだろうなあというプロジェクトで、上司から指示されたことで責任を取るって、納得いかないですよね。

ですので、あくまで自分自身で決めて挑戦することは、高いリスクや不確実性があっても行動した方が良いというのが正しいのかなと思っています。

あなたを疑ったり、軽んじたりする相手のことなど考えなくていい

あなたを疑ったり、軽んじたりする相手のことなど考えなくていい。そんな人たちをわざわざ喜ばせようとする必要はない。

個人的にもそうかなと思っています。

自分の場合には、時間と価値基準として置いていて、時間基軸理論というのを提唱しています。

時間基軸理論(Time Based Theory)とは、

「すべての事象を時間に変換して考える、価値を比較する」

という個人的な考え方です。

時間というのは、人間に与えられた唯一平等なもの。

なぜなら、1時間使ったら、1時間の価値だからです。

電車に乗っている1時間も、寝ている1時間も、1時間費やしたら、人生の総時間から1時間引かれます。

お金を払おうと、どんな理論を打ち立てようと、1時間は1時間なのです。

もちろん、移動時間をお金を払って短くするということはできます。しかし、短くして1時間だったとて、1時間費やしたら、それを増やすことも減らすこともできないのです。

だからこそ、時間というのは、非常に大切で、非常に重い価値だと思っています。

軽んじたりする相手というのは、自分に対して時間を使ってくれることはないでしょう。

つまり、そういう人に自分の時間を使う必要は無いというのが個人的な考え。

自分に対して時間を使ってくれる人に対して、自分はそのお返しに時間を使うのが、一番フェアで、対等な関係だと思っています。

愛についても同様です。

一方的に時間を費やす状態は、愛ではなく、搾取と一緒かなと。

誰も、仮面をかぶった人間とはつきあいたがらない。

誰も、仮面をかぶった人間とはつきあいたがらない。

自分は自己開示が結構強い方というか、意識して自己開示するようにしています。

フルオープンという言い方をよくするのですが、隠し事はほぼしません。

連絡先とか住所とか個人情報に関することなどは言いませんが、それ以外は大概喋ってしまいます。

本書にも

自己開示をしないことは、謙虚さではなく、嘘をつく行為です。

と書かれていて、個人的にも同じような感覚を持っているためです。

開示できないことというのは、基本的に疚しいと本人が考えていることがほとんど。

それを開示しろとは言いませんが、開示できないことは、自分自身が良くないと考えていることなので、やらないほうが良いですし、改善なり、修正なり、訂正なりした方が良いかなと。

嘘をつきはじめると、どんどんその嘘が嘘で塗り固められていき、いつの間にか嘘だらけの人生になってしまうからです。

あくまで、個人的にそう思っているだけで、嘘をつき続ける人生というのもまた、本人の選択かなとも思います。

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