幻日のヨハネ NUMAZU in the MIRAGE – ゲームシステムは良いがキャラゲーで難易度は低くボリュームも少ない

投稿者: | 2024年9月7日

評価・レビュー

☆4/5

幻日のヨハネ NUMAZU in the MIRAGEは、ラブライブ!サンシャイン!!のスピンオフ作品 幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-のキャラクターを使ったデッキ構築型カードゲーム。いわゆるSlay the Spire系です。

基本的な部分は、一般的なデッキ構築型カードゲームと一緒。

本作の特徴的なゲームシステムを挙げるとすれば、最大3人まで追加効果を発動するキャラクターを呼び出せる点です。

キャラクターごとに特徴が異なり、また複数人召喚することでコンボ的な効果を発揮することもあるため、ボス戦などで使うのが基本になります。

また、カードは攻撃と魔法の二種類あり、それに加えて属性が存在し、それぞれコンボを発動できるカードがあるため、その点もデッキ構築の面白さです。

全体的にデッキ構築型カードゲームとしてのまとまりも良く、ゲームとして良く出来ていると思いました。

キャラゲーとのバランス

ゲームの出来としては☆5なのですが・・・、本作はキャラゲーであり、かなりバランスというか、難易度が低いです。

ですので、デッキ構築型カードゲームが好きな方だと、結構物足りないと感じてしまうと思います。

その理由として、初期デッキが2種類しかないことと、難易度がノーマルまでしかないため。

多少、初期デッキを変更はできるものの、デッキ構築の方向性が狭く、結果として攻略法がすぐに決まってしまいます。

ただし、初期デッキについては、DLCで追加購入することで、キャラクターとともに増やすことが可能です。

つまり、キャラゲーなので、最初のバージョンは完全版ではないということ。DLC込みで1つのゲームと考えた方が良いと思いました。

難易度についても、クリア後にハードとかあるのかな?と思ったのですが、ありませんでした。

なので、途中からは結構作業感が強いゲームになってしまっています。

前述のように、デッキの種類がいろいろとあれば、もっと楽しめるのですが・・・。

製品版の値段が¥4,950で、DLCが1つ¥2,200。2024年9月現在で3つ販売されているので、合わせて¥6,600。製品版と合わせると¥11,550です。

つまり、本作をちゃんと楽しむなら、1万円以上払う必要があります。

最近では、超大作系のゲームは1万円近いこともありますし、一時期のコーエーか!的なツッコミも少なくなった気はしますが・・・、それにしても高い。

その点は☆4の理由です。

デッキ構築型カードゲームをプレイしたいと思って購入すると、ちょっと厳しいと思いました。

逆にキャラゲーとして購入する分には、評価は高いのかなという印象です。

ですので、幻日のヨハネが好きなら、ゲーム難易度も低いですし、遊びやすいと思います。

ちなみに、自分は原作を知らない状態でプレイしました。なので、どうしてもキャラクターに感情移入しにくかったですし、デッキ構築型ゲームとして見てしまうかなと。

DLCで難易度アップなどがあったら、またちょっと違った評価になったかもしれません。

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