感情とはギャップを埋めるためのバランス装置かも – 個人的メモ

投稿者: | 2023年9月8日

あくまで個人的な考えをつらつらと書いたものです。

感情とは「未来予測と現在の差分で発露するもの」ではないかと個人的に考えていて、ギャップ(差)が感情の正体なのかなと思っています。

前述の記事では、ギャップの解消法が感情なのかもしれないと最後に書きました。

それをもう少しだけ考えたので補機的な感じのメモ。

人はギャップを埋めたがる

これは何となくですが、人間という生物にはギャップを埋めるたがるような性質がある気がしています。

ただ、あまりにも大きなギャップは埋めることを諦めてしまうのかなと。

また、そのギャップが埋まったと感じることで快感を得ることができるように設計されているのではないかと感じています。

永遠の悲しみはない

悲しいことがあると、塞ぎ込んだり、泣いたりします。例えば誰かが亡くなったとしましょう。

これは、前述の未来予測と現在の差分で言うと、自分が考える未来が故人がいる状態で、現在が亡くなってしまってその人が居ない状態で、そこに差分ができ、悲しいという感情が発露したと自分は考えています。

さて、悲しみというのは、永遠に続くのか?というと、そういうわけではありません。時とともに、徐々に悲しみが小さくなってきます。

時間経過とともに、未来予測と現在の差分が小さくなっていくわけです。

具体的には、自分が考える未来にその人は存在しない状態であることを受け入れていくと言えばわかりやすいかなと思います。

当たり前のように思えますが、これが感情の機能、つまり、感情とはギャップを埋めるためのバランス装置なのでは?というのが個人的に今考えていることです。

ギャップが発生した時に感情が生まれ、それはギャップを埋める働きをするというわけ。

だから、永遠の悲しみというのは存在しないのかな。感情というものがあるから。

悲しみが長く続く場合の原因

長いこと悲しい気分が続くことがあります。これは、感情が生まれてもギャップが埋まっていない状態なのかなと。

そのような悲しみが続くのはギャップが埋まらない何か理由があるように思います。

考えられるのは、

  • ギャップが大きすぎる(感情でギャップを埋める力が相対的に小さい)
  • ギャップが広がっている(感情でギャップを埋める力と相殺で差し引きゼロ)
  • 感情が機能していない(ギャップを埋める力が働いていない)

とかなのかなと。

このあたりは、もう少し考える必要がありそうかなと思いました。

ただ、このあたりを解明できると、モチベーションの維持などにも役立ちそうな気がしています。

モチベーションを維持するには?

モチベーションもギャップで考えるとわかりやすくて、自分が考える未来予測の状態と現在の状態の差を埋めようとするのが、モチベーションとして現れると思っていて、大きすぎればモチベーションがわかないですし、小さすぎてもモチベーションがわきません。

また、時間経過とともにモチベーションって下がっていきますよね。

それを維持するにはどうしたら良いのだろう?という点をギャップで考えてみると面白そうかなと。

先程の3つの考え、

  • ギャップが大きすぎる(感情でギャップを埋める力が相対的に小さい)
  • ギャップが広がっている(感情でギャップを埋める力と相殺で差し引きゼロ)
  • 感情が機能していない(ギャップを埋める力が働いていない)

で少し考えてみます。

ギャップが大きすぎる場合でも、モチベーションを保てる時って、どういう時なのでしょうか?

おそらくですが、全体のギャップを把握し、小さなギャップをちょっとずつ埋めることができている時なのかなと。

ギャップが広がっている場合は、ギャップを埋めると、ちょうどよい感じで次のギャップが生まれている感じなのかなと。ゴールは見えていて、階段を登るけど、ゴールへの階段の数がわからない状態なのかも。

最後の感情が機能していない場合は、そもそも無謀なことをしている状態なのかもしれません。ただ、そういう人が世の中を変えたりするのかもしれないなと思ったりもします。

そう考えると、その時々によってモチベーションの維持の仕方が変わってくるかもしれないなと。

例えば、小説家になりたいと思った時は、小説家になるためのステップがわかっていて、それを1つずつクリアしていくのか、小説家というゴールは見えていて、毎日成長は感じているけど、達成できていないのか、そもそもゴールしか見えていなくてがむしゃらにやっているのか。

人のタイプにも寄るのかも・・・。

改めてもう少し掘り下げて考えてみたいなとは思いました。

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