憂国のモリアーティ アニメレビュー ホームズ原案

投稿者: | 2021年6月30日

憂国のモリアーティとは

かの有名な探偵小説シャーロック・ホームズに宿敵として登場するモリアーティ教授を主人公に描いた物語。いかにしてモリアーティは生まれ、そしてホームズと出会ったのか。

原作は同名のコミックで、2020年に第一期、2021年に第二期公開。

評価

☆5/5

ミステリやサスペンス好きならおすすめのアニメです。シャーロック・ホームズは現在でも映画などでリメイクされていて、様々なホームズが登場していますね。

そんな中で本作は、モリアーティ側にフォーカスを当てるという意欲作。

モリアーティはなぜ裏で犯罪を画策したのか? という点をうまく表現できていて、個人的にはかなり楽しめました。

第一期ではモリアーティ中心でオリジナルストーリー。途中からシャーロック・ホームズも出てきます。シャーロック・ホームズの描き方も個人的には面白いなと思いました。このあたりのキャラクターへの好みで好き嫌いが出てしまうかもしれませんね。

また、憂国のモリアーティのOP DYING WISHがいいです。軽快なテンポでサビが耳に残る感じ。

ジャンルとしてはミステリとかサスペンスに入るのかなと思うのですが、謎解き要素は低めで、シャーロック・ホームズとかの時代背景を含めて楽しむ作品かなと思います。ですので、シャーロック・ホームズをまったく知らない人だと意図を理解しにくいところはあるかもしれませんね。

個人的には時代背景とテーマがとてもおもしろく、またうまいつなげ方をするなあと思う点がいくつかあり、いろいろと考えられている作品だと感じました。評価は爆上がりしてはいませんが、通好みの作品だと思います。


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