死役所とは
人が死んだ後、すぐに天国とか地獄ではなく、まずは死役所に行って手続きをしないといけないというお話。主人公は、シ村をはじめとしたシ役所職員と、死役所に来る亡くなった人たちで、それぞれのエピソードが紐解かれていく。
シ村の「お客様は仏様です」がギャグでもあり、本作の設定をうまく表現している。
2013年に連載開始。あずみきし先生作品でテレビドラマ化もされました。
評価
☆4/5
設定が命という作品かなと思います。物語自体は淡々と進む感じで、起伏があまりないのが特徴かなと思います。逆にその坦々さも役所という設定だからかもしれません。
人によって感じ方が結構変わる作品で、それぞれのエピソードで湧き上がってくる感情も様々なという感じ。単純に悲しさや悔しさだけではなく、やるせなさやそこはかとなさが漂う作品。
シ役所職員になるには特別な理由が必要で、そこから紐解かれる話も考えさせられるものがあります。
設定として基本死後の話で死を取り扱うので、話の内容が重めになりがちなので、カジュアルには読みづらいマンガかなと思います。