まんがでわかる 99%の人がしていない たった1%の仕事のコツは、入社3年目で上司から怒られ仕事がうまく進まない主人公を題材に、仕事ができるようになるコツをシンプルにまとめた書籍。
マンガ → まとめ文章 → マンガ ・・・
という形式になっていてマンガで内容を把握して、その説明を文章で読むという形。同名の99%の人がしていない たった1%の仕事のコツという書籍が元になっています。
評価
☆4/5
とてもシンプルにまとまっていて、社会人になったばかりの人にはおすすめの本だと思います。ほぼ、マンガ部分で内容が把握できるので、読みやすいです。
内容は様々な書籍で語られていることのまとめ的な内容になっているので、取り立てて新しい!斬新!という内容は無く、基本的なことかなと思います。
ただ、この基本的なことができてないのが、日本の組織だったりします。なぜできていないかというと、リーダーに問題があるんですよね。。。
どれほどホウレンソウを徹底しようと、結論から話そうと、上司が選択できるだけの状態にして提案しようと、上司がこれらの基本事項、特にリーダーとして管理職としての仕事ができてないと、まったく意味がありません。
99%の人がしていない たった1%の仕事のコツというタイトルはとてもキャッチーで良いですね。ただ、実情としては、99%のリーダーができていない1%の仕事のコツの方がしっくり来るかなと。正直、様々な組織を見てきましたが、リーダー・管理職の仕事がちゃんとできている人をほとんど見たことがありません。
ちなみに本作で、個人的にもっとも注目すべき点はリーダーの主人公が過ちを認め部下に誤っている点です。
そのことについては本書で触れられていませんが、チームがまとまるベストな方法はトップがミスったときにちゃんと謝ることです。特に日本人ばかりの組織なら、これが抜群に効きます。ぶっちゃけ上司部下といっても人と人です。上司が誠実に部下に対応しなければ、部下も誠実に上司に対応しません。そんな当たり前のことなのに、それができないからチームがうまくまとまらないのです。