実写版 弱虫ペダル 映画レビュー 意外と良かった

投稿者: | 2021年9月22日

実写版 弱虫ペダルとは

大ヒット マンガ 弱虫ペダルの実写版。

オタクで友達のいなかった小野田坂道(永瀬廉)は高校デビューでアニメ研究会に入って楽しい高校生活を送ろうと思っていたところ、アニメ研究会は部員がいなく休部しており、アニメ研究会を復活させるべく部員を集めようとしていた。

そんな時、学校まで続く坂を登る小野田坂道を見て、ロードレースをずっと続けていた今泉俊輔(伊藤健太郎)の目に止まる。今泉俊輔は過去のレースでの敗北から、今後負けないことを誓い、少しでもある不安要素は取り除こうと、小野田坂道に自転車レースを申し込む。もし、小野田坂道に負けたらアニメ研究会に入ることを条件に。

この自転車レースをきっかけに小野田坂道は自転車の世界に興味を持ち、自転車部へ入部するのだった。そして入部初日 自転車素人がいきなり1年生全員によるレースに参加することになる。果たしてママチャリしか乗ったことがない自転車素人の小野田坂道の運命は・・・。

2020年制作。

評価

☆4/5

まず結論から言うと予想の10倍良かったです。実写映画って基本的に別物として考えているので、原作に忠実だから良い悪いという評価はあまりしないのですが、本作は結構原作の雰囲気をうまく表現しているなと思いました。

序盤の話は原作にかなり近いですが、ところどころ尺の問題などもあって飛ばし飛ばしだったりします。ただ、全体的にわかりやすく作られているのと、自転車部の主要登場人物が全員登場していて、次回作を思わせるような力の入れ方だなあと感じました。

レースシーンが良い

また、レースというかロードレーサーで走るシーンも多く、レースも結構人数をかけて撮影していたので驚きました。ロードレースって本当に100人規模で行われるので、その雰囲気というか、臨場感がちゃんと出ていてとても良かったです。

この手のやつって、なんというか主人公たち以外の部分は結構適当だったり、カメラアングルで見せないようにして数が少ないことをバレないようにすることが多いです。しかし、本作しっかり後ろや周りに他の選手がいて、しっかり走っているので、レースシーンはかなり力が入っているなと思います。

演者の方たちも普通にロードレーサーに乗っていますし、坂を登っているシーンも良かったです。ぶっちゃけ、上半身だけって感じかと思ったら、普通に乗ってるやんって思って感動しました。演者の方たちは結構たいへんだったのではないでしょうか。

正直言うと、もっと尺長くするか、複数回にして、がっつり作って欲しかったなあと思えるほど良かったです。そうすれば、もう少し原作ファンからも温かい目で見てもらえたのかも。

どうしても尺の関係上、少し駆け足になりすぎてた感はあるので。


今泉俊輔役の伊藤健太郎さんは2020年に事故を起こして、芸能活動を休止していましたが、どうも最近活動を再開したようです。流石に続編というのは難しいのかもしれませんが、個人的にはちょっと期待したいなあと思いました。

やっぱりインターハイ編が熱いですからね。

リンク