あくまで個人的な考えをつらつらと書いたものです。時とともに考えは変わっていくので、書いている時点で思っていたことのメモ的なもの。
なぜ増税なのか?
増税増税で、国民負担率が上がっている日本。
明らかにおかしい状態ではありますが、今後も増税は続くでしょう。
なぜ、増税が必要なのか?
その根本的な原因は、必要になるお金を税金で賄おうとしているからです。
何を当たり前のことを言っているのだと思うかもしれませんが、個人的にこれが増税問題の本質なんじゃないかと思っています。
普通は無い袖は振れない
毎月給料が入ってくるある家庭を考えます。
細かい税金の話を省いて、かなりざっくりと年の収入の手取りが500万としましょう。ボーナスとかも含めて。
で、家賃とか生活費とか、いろいろ支出があるわけです。
多くの家庭においては、基本的に500万以上の使うことはありません。
500万の中でやりくりするわけです。
また、将来のことを考えて貯金したり、投資したりもするでしょう。
さらにローンを組むときは、この500万円が基本になりますね。
毎年払える金額じゃないと現実的じゃないですから、そもそもローンなんて組めるわけがありません。
給料はいきなりはアップすることはないですし、会社の業績が良ければボーナスが多くでたりする場合もあると思いますけど、それを期待して物を買ったりすることも無いと思います。
当たり前のことですが、無い袖は振れないのです。
国は自由に増税で収入を増やせる
年収500万なのに、来年1億の宝くじが当たるから、1億の家を買おうなんて思う人はいないでしょう。
1億当たったら、買うことはできます。
当たり前じゃないかと思うのですが、こと政府ではこの考え方がまったく違います。
来年は支出が増えるから、収入を増やすことができるのです。それが増税。
来年は子どもが高校に入って支出が増えるから、給料アップしてと社長に言っても、給料を上げてくれる社長はほぼ居ないでしょう。
でも、国は違います。ちょっと金が必要だから、増税しますで、収入が増えるのです。
増税したら国民の反対が〜〜という意見がありますが、最近ではインボイスについてかなり反対があったにも関わらず、政府は一切話を聞かず、結局施行されることになりました。
だって、インボイス止めたら収入減っちゃうから。
ちなみに自分はインボイスについては反対ではないです。やったほうが良いと思ってます。ただ、やり方が良くなかったなと。
だって、いきなり来年から消費税が10%から20%になるってなったらヤバいでしょ。
全員がそうなるわけじゃないけど、そういう人もいるので、もう少しやり方は考えるべきだったと個人的には思ってます。
で、話を戻すと、言いたかったことは、国というのは好きなように収入を増やせるということです。
予算から税収を決めるという考え方は違うのでは?
自由に収入が増やせると、予算の考え方というのが代わります。
ある程度、増やせる収入に上限があるとはいえ、自分で収入を調整できるわけですから、その分、使いたくなるのが人情。
もし自分の来年の収入を自由に調整できたら、みんな収入増やすに決まってるじゃないですか。
だから増税が止まらないんです。
あれも欲しいし、これも欲しいから、収入を増やそうってなるのが普通です。
また、国に関して言えば、増税して国民から金を奪えば、その分、国の力が強くなります。
補助金が欲しいのか? なら俺らに従えというわけです。
これが今の日本の現状。他の国もそうかもしれないけど。
で、ふと思ったんですよね。その予算の考え方が間違ってるんじゃないかって。
もっと一般家庭みたいな予算の組み方をした方が良いんじゃないかって。
税収から予算を決めるという考え方
つまり、どういうことかと言うと、来年の税収予測が50兆円だとしたら、その50兆円で予算を組むという考え方です。
いや、社会保障費が足りないとか、防衛費が足りないとか言うでしょう。
でも、一般家庭のことを考えれば、それは無理なんですよ。無い袖は振れないから。
収入の中でやりくりするしか無いんです。
で、国もそうすべきじゃないかなと。
社会保障費なんか足りない分はどうするんだ? 財源は? みたいな話があるんですけど、いや無いからその分、保険料の負担を増やすしか無いんですよ。
つまり、変動性にするというわけ。
病院に行く人が減ったら、その分、1人あたりの負担は減ります。病院に行く人が増えたら、その分、1人あたりの負担は増えます。
ただそれだけ。
今みたいに固定にしないということです。そうすれば、増税しなくて済みます。
病院に多く行く人がそれだけ多く自分で負担するというわけです。
これは他の予算も同じように考えます。あくまで今ある収入で何とかするわけです。
というか、普通はそう考えると思うんですけど、どうなんですかね?