評価・レビュー
☆4/5
投票で人を排除し、裏切り者を探していく、いわゆるデスゲーム。野いちごジュニア文庫ということで、小中学生向けですが、王道の流れで、わかりやすくまとまっており、サクッと読めて良かったです。
話としては、小学生が修学旅行に行く途中で、眠たくなって拉致されて、裏切り投票ゲームに参加するという感じ。
人狼ゲームやこの手のデスゲーム系の話が好きな人だと、結構序盤でオチまで読めてしまいますが、逆に言えば、しっかり定番を押さえているので、安心して読める作品でもあるかなと。
そもそも、小中学生向けの作品ではあるので、複雑すぎると、理解できる小中学生の方が少ないかなと思いますし。
また、全体的にソフトでもあるので、はじめてデスゲーム系の話を読む人には良いかも。
というのも、デスゲーム系の元祖というか、火付け役というか、ブームのきっかけになったのは、バトル・ロワイアルかなと思っているのですが、結構分厚いんですよね。
本作はKindleで250ページ弱なので、さらりと読めると思います。ふりがなもいっぱい振ってありますし。
という感じで、個人的には楽しめました。