うちの執事が言うことには 映画レビュー 全体的に軽い感じが拭えないがそのライトさが売りかも

投稿者: | 2022年4月2日

評価

☆3/5

うーん、なんか軽い。それがウリなのかもしれないけど。あとミステリとして売り出しているみたいなのですが、見せ方の問題なのか、あのー最初から犯人わかってるんですけどみたいなのもちょっと厳しい印象。そこもパンチ力を感じなかった点かなと思いました。

で、ちょっと調べてみたら、原作は同名の小説で高里椎奈先生ですね。ああ、これなら納得。高里椎奈先生は 銀の檻を溶かして でメフィスト賞を取っており、作品も読んでいます。すごくキャラクターの雰囲気が良く読み心地がよい小説を書く先生なんですよね。

「うちの執事が言うことには」は未読ですが、大枠のテイストはそれほど変わってないのではないかなと。そう考えると、実写化はかなり難しいですね。監督の手腕が相当問われると思います。

話としては

帰国した烏丸花穎(永瀬廉)は突然名門 烏丸家の第27代当主となった。そして昔から慣れ親しんでいた老執事 鳳はおらず、仏頂面の新執事 衣更月蒼馬(清原翔)が花穎の執事となる。何となく反りが合わない二人であったが、芽雛川家次男のバースデーパーティーで嫌疑をかけられたことをきっかけに、少しずつお互いがわかりはじめてくる。そんな烏丸家にさらに不可解な事件が起きるのだった・・・。

主演の永瀬廉さんはKing & Princeというアイドルのメンバーなんですね。うちテレビないのと興味が無いので全く知らず・・・。実写版 弱虫ペダルでも小野田坂道役で出ていて、そちらは結構ハマっていた感じはありましたが、本作はちょっと軽すぎた印象はありますね。役に入りきれていない感じを受けました。イケメンということでキャスティングされたのだとは思いますが、そもそもが難しい役柄ではある気がします。

執事役の清原翔さんは、執事の時とそれ以外の時での使い分けが難しい役でもありますが、頑張っている印象を受けました。

永瀬廉さんが好きなら、それを眺めるだけでも楽しめる作品かなと思います。ある意味、このぐらいのライトさが良いのかもしれませんね。


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