はじめにこの見分け方はあくまでファーストインプレッションの際の見分け方で初心者向けの内容になります。また、カードの強さはその時の環境によっても変化するため、あくまで参考として考えてください。
カード枚数で見分ける
これは一番簡単な見分け方です。具体的には、
そのカード1枚で相手は何枚のカードを使うことになるか?
という見分け方です。
例えば、MP3の2/8のユニットを倒すにはカードを2枚以上使うことになるケースが多いでしょう。
なぜ、枚数を使わせることが有利かと言えば、TEPPENではデッキ枚数が30枚と限られているからです。無限にカードを引くことができれば問題ありませんが、デッキ枚数が決まっているため、手詰まりやデックアウトで勝つ可能性があるからです。
実際に相手のユニットカードを排除しきれずに負けてしまった対戦や、終盤にデッキが尽きてしまい相手の攻撃を一方的に受けるしかない状態で投了になった経験は誰しもがあるでしょう。
またこれはアクションカードでも同様です。
そのアクションカード1枚で相手は何枚のカードを使う必要があるのか?
または
そのアクションカード1枚で相手のユニットを何枚排除できる可能性があるのか?
という視点でカードを見分けます。
わかりやすいカードで言えば管ギツネがあります。目覚めた場合、再度出てくる管ギツネを含め、しっかり倒すにはカード2枚では足りないでしょう。
MPで見分ける
これはカード枚数で見分ける方法ととても似ていますが、少し複雑になります。まず見分け方の指針は、
そのカード1枚で相手は何MP使うか?
です。
ユニットの場合はわかりやすいですね。前述したMP3の2/8のユニットの場合、一般的なMP3のユニットは2/5ですから2枚、つまり6MP必要になります。アクションカードでも2MPで8点のダメージを出せるカードは少ないため、3MPから4MP使う必要があるでしょう。
使ったMPによって発動できるヒーローアーツがあるので、MPを多く使うのは必ずしもマイナスではないこともありますが、基本的にはMPを常に相手よりも多く保持していた方が有利に戦えます。
なぜならば、MPが相手よりも多ければ使えるカードの選択肢が多くなりますし、相手が対処しずらい高いMPのカードを使いやすくなるからです。
最初に少し複雑と言ったのは、TEPPENではアクティブレスポンスというゲームシステムがあるためです。カードによってはアクティブレスポンス用のカードと割り切ってデッキに入れるようなカードもあるため、単純にカードのMPがそのまま適用されないケースがあります。
一番わかりやすのは紫属性の打ち消し系のカードでしょう。対戦ではそれを見越した攻防が行われますが、カード単体の評価をする場合、アクティブレスポンスを考えてしまうとわかりにくくなってしまいます。ですので、まずはアクティブレスポンスを考えずにMPの消費だけ考えれば良いかなと思います。
わかりやすいカードとしてはホイール・アリゲイツがあります。デメリットはありますが、MP4で2/10というスペックはかなり高く、排除するのにMP4では足りないことが多いでしょう。
アクションカードのコストは2MP以下か?
2MP以下のアクションカードはTEPPENにおいて最も重要です。これはTEPPEN特有のアクティブレスポンスというゲームシステムに起因します。
アクションカードを使うとアクティブレスポンスが発生し、2MPを追加で使うことができます。MPが0の状態であっても、アクティブレスポンスで発生した2MPを使って相手の攻撃に対処できるのです。
ですので、TEPPENにおいては2MP以下のアクションカードが多く使われ、2MP以下の強いカードが重宝されます。
高いMPで強いアクションカードも何枚かありますが、デッキに何枚も入ることはありません。ですので、カードのテキストを読んで強いなと感じても2MP以下ではないアクションカードについては、少し厳し目に評価した方が良いでしょう。
逆に2MP以下でカードテキストが強いと感じたら実際に強いカードであることが多いです。
わかりやすい例は不意打ちです。相手がアクションカードを使ってきたときに使われることが多く、デメリットも少ないため、永遠に使われる1枚と言えるでしょう。
レジェンダリー以外のカードか?
どんなカードゲームでもそうですが、レアリティの高いカードは強くて当然です。真に注目すべきはコモンやレア、エピックのカード。
というのも、TEPPENにおいては同名のレジェンダリーのカードは1枚しか入れることができないからです。
レジェンダリーに頼ってしまうと、いわゆる運ゲー、引きゲーになってしまい、勝率が安定しません。安定した勝率を出すには、デッキのベースとなるコモンやレア、エピックのカードです。これらのカードはゲーム開始時に手札に来る可能性が高く、安定したゲーム運びをするのに重要です。
レジェンダリーではないのに、テキストに書かれていることが強ければ、そのカードは強い可能性がとても高いです。
テキスト文が長い
これはMTG(マジック・ザ・ギャザリング)では昔から言われていることですが、カードのテキスト文が長いカードは強い可能性が高いです。
カードのテキスト文が短くても強いカードはたくさんあります。これらはシンプルに強いカードです。
カードのテキスト文が長いということは、様々な追加効果だったり、制約だったりが書かれているためです。当然、追加効果があるということは強いカードの可能性がありますし、制約があるものについては制約をつけなければいけないほど強いカードであることの裏返しになります。
わかりやすい例は大蛇神 ヤマタノオロチでしょう。テキストで書いてある効果も強く、デメリットとして死亡時に除外される効果もあり、テキスト文が長いカードは強いという典型例です。
他にもあるのですが、基本的にはこれらの観点からカードを見れば、ざっくりカードの強さを知ることができると思います。