The Legend of Bum-bo – ローグライクスペル構築型パズルゲーム

投稿者: | 2024年2月6日

評価・レビュー

☆5/5

The Legend of Bum-boは、スペルを揃えながら敵を倒していく、ローグライクスペル構築型パズルゲームです。

ジャンルとしてデッキ構築型に入るのかなと思いますが、構築するのはスペルでその枠自体は6個で、変更できる数も限られているので、どちらかというと与えられたリソースをどう使うかがメインのゲームかなと。

本作の最大の特徴は戦闘がパズルボードでタイルを揃えて行う点。

同じタイルを揃えると、それに応じて効果が発動し、さらにマナを獲得できるのでそのマナでスペルを発動するというのが基本です。

スペルにはマナを使うもの以外に、チャージして使うスペルもあります。

ローグライクなので、毎回敵が異なりますし、ゲットできるスペルも種類が豊富なので、毎回同じ展開にはなりません。

バンボ(キャラクター)は7種類用意されていて、序盤は普通にプレイしていくと解放されていきますが、条件クリアが必要なバンボもいます。

また、独特のグラフィックや世界観も本作の特徴です。クリアするとわかるのですが、実は本作子どもが想像で遊んでいるという設定。なので、マナにウンチとかオシッコとかが出てくんですよね。

最初にこのあたりで好みが出そうですが、クリアして設定がわかると納得できる世界観かなと。

個人的は結構ハマってプレイできたのと、ローグライクスペル構築型パズルゲームというかなり珍しいゲームシステム、面白い世界観で☆5としました。

ただ、少し難点があるので、そこで評価が分かれそうかなと思います。

面白さを感じるまでに少し時間がかかる

序盤はチャプター数が少ないです。

徐々にゲームに慣れてもらうためだとは思いますが、結構サクッと終わってしまって、スペル構築の楽しさを味わえるようになるのに、時間がかかります。

フルゲームであるチャプター4が解放されると、本作がぐっと面白くなるので、できればそこまではプレイしてほしいかなと。

説明不足感はある

いろいろと説明不足なところがあって、どんな効果かわからないものがちょこちょこ出てきます。

使ってみるまでわからないというのは、ちょっと厳しいかなと。

洋ゲーに慣れている人ならあるあるネタではあるのですが、できればリファレンスみたいなものがあったらもっと良かったのにと思います。

特定の能力が強すぎる

これはゲームの根幹に関わってくるのですが、キャラクターのパラメータのうち、特定のパラメータが異常に強いです。

また、そのパラメータを上げるには、ステータスルーレットを回す必要があります。

運良くそのパラメータを上げられれば、ゲーム難易度が一気に下がるので、かなり運の要素が強いです。

スペルの中にもそのパラメータを上げることができるものがあり、そのスペルをゲットできると、かなり戦闘が楽になります。

ここがこのゲームが若干バランスが悪い点かなと。

それ以外は総じて非常に良くできたゲームで、スペルを上手く組み合わせれば、ずっと俺のターン的な感じで戦うことができ、デッキ構築型カードゲーム系のコンボような楽しさがあります。

リンク