
先日、サッカーで、親善試合ながら、日本が初めてブラジルに勝利しました。
これは、驚異的なこと。
しかし、以前ほどの盛り上がりが無いようにも思えます。
Jリーグが始まり、日本サッカーが一気に盛り上がりましたが、やはり世界の壁は厚く、ワールドカップに出場できなかったドーハの悲劇。
そして、初めてのワールドカップ出場を決めたジョホールバルの歓喜。
あのときは、日本中が熱狂し、日本中に一体感があったように思います。
で、ふと思ったのですが、最近、日本中が熱狂するような、日本が一体感を持てるような出来事ってほとんど無いんじゃないかなとか。
その原因ってなんだろうなあと思ったのですが、やはり価値観の多様化。
言ってしまえ、多様性なんじゃないかなって思ったりしたわけです。
つまり、多様性によって、様々な意見を取り入れないといけなくなってしまった結果、一体感を生み出すものが失われてしまったのではないかなと。
ただ、これはトレードオフ的な感じなので、どっちが良いとか、悪いとかいう話ではありません。
けれど、昔のような一体感を生み出すことが難しくなっているのは事実かなと。
で、この一体感こそ、もしかすると失われた30年の要因の1つかもしれないとも思いました。
多様性を保ちつつ、一体感を生むイベントって作れるのかなあと。
言ってしまえば、国民が皆で同じ方向を向いて、何かをするというようなイベントなのですが、今のところ思いついてはいません。
まあ、戦争ぐらいですかね。国民が皆同じ方向を向くときって。
そんなことをぼんやりと思いました。