書籍レビューまとめ」タグアーカイブ

#読了 22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる – 言っちゃいけないことはたいてい正しい

評価・レビュー ☆5/5 そもそも民主主義に限界が来ていて、政治家や政党に投票する選挙システム自体、無理なんじゃないかという話から、情報・データを自動で国民から吸い上げ、それを元にアルゴリズムで政策を立案して決めていく無… 続きを読む »

#読了 三月は深き紅の淵を – 女は女そのものに嫉妬するんじゃなくて、その女の未来に嫉妬するのよ。

評価・レビュー ☆4/5 タイトルと同名の小説「三月は深き紅の淵を」を巡る4つの物語。 それぞれが独立した話ではあるものの、物語の中に出てくる小説自体が4章に分かれていて、それが4つの物語とも連動しているという構造です。… 続きを読む »

#読了 雪の朝の約束 – (死の)順番が見えてきたら後悔することがいっぱい出てくる

評価・レビュー ☆4/5 第3回人生十人十色大賞長編部門最優秀賞作品。 著者と主に母との関係性を描いた物語です。 物語では、著者が精神的にキツかった時期の話や、母親が認知症になり、自宅で一緒にいるべきか、専門の施設に入れ… 続きを読む »

#読了 世界3万人のハイパフォーマー分析でわかった 成功し続ける人の6つの習慣 – 「どうすればより多くのことをこなせるか?」ではない。「自分がどう生きたいか?」なのだ

評価・レビュー ☆5/5 成果を出すハイパフォーマーの考え方や習慣をまとめ、講演や個人へのコーチング、オンライン講座の制作などで成功を納めた著者の実践例などを交え、成功するための方法をについて書かれた本。 400ページを… 続きを読む »

#読了 隅の老人の事件簿 – シャーロック・ホームズのライバルたちの1人でもあり、安楽椅子探偵のはしり

評価・レビュー ☆5/5 以下は、うたたね読書会で、紹介するときに考えたやつ。 今回自分が紹介するのは、創元推理文庫から出ている『隅の老人の事件簿』です。 ざっくりと説明すると、ロンドンのあるカフェの隅の席にいつも座って… 続きを読む »

#読了 臨床心理学概論(放送大学) – コミュニティ・アプローチに興味を持ちました

臨床心理学に関して、心理アセスメント、心理療法、コミュニティ・アプローチ、医療・教育・福祉分野の心理臨床についてざっくりと書かれています。 幅広く書かれているので、知らない用語がたくさんでてくる感じ。 とりあえず、ざっと… 続きを読む »

#読了 居場所。- わかってくれる人は「みんな」でなくていい

評価・レビュー ☆5/5 ダウンタウンのマネージャーを経て、吉本興業ホールディングス取締役(元社長・元会長)をしている大﨑洋氏の、居場所を作るために「すること」ではなく、「しないこと」をまとめた自伝的エッセイ。 自分の人… 続きを読む »

#読了 砂漠(伊坂幸太郎)- もしかすると強靭さとは、自信や力や技などよりも、そういった穏やかさに宿るのかもしれない

評価・レビュー ☆4/5 仙台の大学に入学した主人公 北村が、新歓コンパなどで知り合った、少し軽薄な鳥井、不思議な力が使える南、とびきり美人の東堂、極端に熱くまっすぐな西嶋の5人と、麻雀を通して、そして様々な活動を通して… 続きを読む »

ぼく モグラ キツネ 馬 – うまくいかないときは、ケーキをたべよう

評価・レビュー ☆5/5 ぼくと、ケーキの好きなモグラ、無口なキツネ、力強い馬が出会って、旅をしていく物語。 と言っても、目的地があるというわけではなく、ぼくを中心に、それぞれのキャラクターとの対話がメインです。 その言… 続きを読む »

パン屋のパンセ – どうしても消去できない悲しみの隠しファイルが一個あります

評価・レビュー ☆4/5 東京天文台(現・国立天文台)に勤務していた杉崎恒夫氏が、退職後も書き続けていた詩を集めたもの。 日常の中のありきたりな物事を、違った視点で描かれていて、とても興味深かったです。 思わずニヤリとし… 続きを読む »

#読了 ストーリーメーカー 創作のための物語論 – 物語の作り手側なら、一度は読んでおきたい一冊

評価・レビュー ☆5/5 物語を構造で分解し、物語の基本を作るための本。 序盤は、物語がどんな構造でできているのかを、海外の研究や作品をベースに解説しています。 で、メインは終盤から。 カードでプロットを作る まず、カー… 続きを読む »

今すぐ旅に出たくなる!地球の歩き方のことばと絶景100 – 海外旅行に行きたくなる本

評価・レビュー ☆4/5 言わずと知れた海外旅行の本 地球の歩き方から、世界各地の名所や絶景を100個集め、言葉とともに紹介している本。 個人的にインドア派で、海外旅行などもそれほど興味は無いのですが、こういう本を読むと… 続きを読む »

残穢 – ヒタヒタと何かが迫ってくるような恐ろしさ、得も言われぬ不安感

☆5/5 小野不由美先生によるホラー小説。 読者から寄せられた「部屋で奇妙な音がする」という手紙をきっかけに、小説家である「私」は、怪異現象の調査をしていくと、怪異現象のはその部屋だけでないことや、過去の住人たちが引っ越… 続きを読む »

野生のベリージャム – どれだけの時間を過ごしても、自然に慣れることはない

評価・レビュー ☆5/5 女優 小島聖さんのネパール、フランス・モンブラン、スイス・マッターホルン、ジョン・ミューア・トレイル、アラスカなどの旅、登山、トレイルの日記風エッセイ。 ストレートな表現が多く、逆にそれがダイレ… 続きを読む »

マジカルグランマ – 歳は関係ない、逆境を跳ね除け生きたいように生きろ!的な物語

評価・レビュー ☆4/5 元女優で映画監督と結婚し、子どもを産み育て、家庭内別居中の75歳の正子は、華々しい世界で女優として活躍する紀子のススメで、髪の毛を白髪に染め、女優としてCM出演し、世間から注目の存在になったのだ… 続きを読む »

桜の樹の下には – 桜の樹の下には屍体が埋まっている!

評価・レビュー ☆5/5 梶井基次郎先生の傑作短編。 桜の樹の下には屍体が埋まっている!これは信じていいことなんだよ。何故って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないの… 続きを読む »

リセット Google流最高の自分を引き出す5つの方法 – 人の脳や心も受信トレイと同じだ。人は余裕があると、落ち着いて考え、動くことができる。

評価・レビュー ☆4/5 Goolgeのエバンジェリストが実践している、最高のパフォーマンスを出すための、自分自身の準備というか、体調や精神を整える方法について紹介した本です。 方法論というよりは、著者の体験談をまとめた… 続きを読む »

革命のファンファーレ 現代のお金と広告 – 行動しよう。失敗したら、取り返せばいい。大丈夫。

評価・レビュー ☆5/5 お笑い芸人でえんとつ町のプペルの作者でもあり、クラウドファンディングでは国内歴代最高となる総額1億円を個人で調達するなど、成功者として知られる西野 亮廣氏、その成功のためにした様々な仕掛けなどに… 続きを読む »

ポジティブ・インパクト まわりにいい影響をあたえる人がうまくいく – 自分で変化を起こすほうがはるかに簡単

評価・レビュー ☆4/5 周囲の人にポジティブな印象を与えると、それが自分に返ってくるという話。 褒める、話を聞く、自分を主語にして話すなど、基本的なことが書かれていて、全体のボリュームも多くないのでサクッと読めるのが良… 続きを読む »

荀子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典「人の性は悪であり、その善は作為を加えた結果である」

評価・レビュー ☆5/5 性悪説を唱えた荀子の良いところピックアップ本。 日本語で説明があって、そのあと読み下し文と続くのが、個人的には良い点かなと思いました。 内容としては、ぶっちゃけて言うと、荀子やべーなって感じ。 … 続きを読む »

FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略「環境を変え、自分が演じている役割を変えればいい」

評価・レビュー ☆5/5 端的に言えば、環境を整えることによって目的を達成するという話。 何かを達成したいとき、人はモチベーションや意志力が重要と考えます。 しかし、本書はそうではなく、意志力では限界があると説きます。 … 続きを読む »

自分を鍛える!―――「知的トレーニング」生活の方法 – 貴重な知識は自らの手で掘り起こさなければいけない

評価・レビュー ☆4/5 どうすれば人間の考える力や知識をしっかり増やしていけるか、日々の習慣や本の読み方、話し方、時間の使い方など、自分の知力を上げ、健康的な生活を送るための規律が書かれた本。 ビジネス書などでよく言わ… 続きを読む »

エンタテインメントの作り方 売れる小説はこう書く – 貴志祐介先生の小説の書き方を知ることができる本

評価・レビュー ☆4/5 貴志祐介先生の小説の書き方を知ることができる本。 なので、作り方というよりも、私はこうやって小説を書いていますという感じです。 人によっては、知っているよということばかりかもしれないですし、逆に… 続きを読む »

「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論 – 「生産性=善」と考えるのをやめよう

評価・レビュー ☆5/5 端的に言えば、「みんな何かに追われるように生きてるけど、休んでも良くない?」って感じかな。 この休むという行為を、世の中では「怠惰」であるとし、それが固定概念として広がっていることから、みんなが… 続きを読む »

哲学の名著50冊が1冊で学べる「ソクラテスから新実在主義までをざっと学べる良書」

評価・レビュー ☆5/5 哲学の過去の歴史から、現在に至るまでをざっと学べるのが良かったです。 また、名著が主題になっているので、より深く知りたければ、その本を読めば良いので、インデックス的にも良いかなと。 個人的に最近… 続きを読む »

サイコパスに学ぶ成功法則 – 自分をコントロールして良いサイコパスになろう

評価・レビュー ☆5/5 サイコパスというと、基本的にはネガティブなイメージが強いかなと思います。 では、サイコパスに学ぶというのは、どういうことかというと、サイコパスの特性には、良いところと悪いところがあり、その中の良… 続きを読む »

やる気が上がる8つのスイッチ – 貴方は中二病?うざいやつ?臆病者?退屈な人?やる気の空回り?まじめな見習い?新星?熟練の匠?

評価・レビュー ☆5/5 本書は人間の性格や行動を、 の3つ軸から、8つのタイプ に分け、それぞれについてやる気をアップするための方法を紹介しています。 かなり大雑把な分け方ながら、自分に近いタイプが必ずあるかなと。 ま… 続きを読む »

大学・中庸 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 – 大学の政治学はその前提に個人の道徳を説き、中庸の道徳学はその展開として政治を説く

評価・レビュー ☆4/5 「大学・中庸」は、朱子学で知られる朱子によって重要視され、もともとは『礼記』の一部であったものを抜き出したものです。 その内容を本文から引用すると、 『大学』は学問の目的・方法を簡潔に示し、学問… 続きを読む »

人は感情によって進化した 人類を生き残らせた心の仕組み – 感情について考えるきっかけとして良い本

評価・レビュー ☆4/5 人間の心理を進化生物学の観点から考えていく進化心理学に基づいて、人の感情について解き明かしていくという本。 人類史、または推測される歴史から、人間の心理の誕生やその効果について考察していくものな… 続きを読む »

善悪の彼岸 – 長いあいだ深淵を覗きこんでいると、深淵もまた君を覗きこむのだ。

評価・レビュー ☆5/5 いろいろと表現は訳によって変わりますが、『長いあいだ深淵を覗きこんでいると、深淵もまた君を覗きこむのだ。』という有名なフレーズが収録されているニーチェの哲学書です。 個人的に感じた全体感としては… 続きを読む »

成功をめざす人に知っておいてほしいこと 新版 – ポジティブに完璧な努力を続けること

評価・レビュー ☆4/5 アメリカの大学リーグやNBAなどの監督として活躍をしたリック・ピティーノ氏による、成功するために最低限必要なことをまとめた本。 個人的に本書をざっくりまとると、「ポジティブに完璧な努力を続けるこ… 続きを読む »

俺か、俺以外か。 ローランドという生き方 – 人生成功したければ、やるか、やらないかじゃない。やるか、やるかだ。

評価・レビュー ☆5/5 新宿のホスト業界でナンバー1となり、その後、経営者として活躍しているローランド氏の生き方を名言とともにまとめた本。 世の中には二種類の男しかいない。  俺か、俺以外か。 は、いろいろと話題になり… 続きを読む »

30歳から読む呻吟語 不遇・逆境なんかに絶対負けない! – じっとこらえて辛抱するか、一時の激情に駆られて発するか。この選択は禍と福との分かれ道になる

評価・レビュー ☆5/5 呻吟語(しんぎんご)とは明代の儒学者・哲学者である呂坤(雅号は新吾、以下、呂新吾)の言葉をまとめたものです。 呻吟とは病気の際のうめきのことで、うめき声のように心の中の良心から出た言葉という意味… 続きを読む »

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法 – 100人に1人x100人に1人のかけ合わせで希少人材になれ

評価・レビュー ☆4/5 元リクルートの方で、中学校の校長などを経て、現在も講演などを精力的に続けている藤原和博氏が考える、食べるために必要なキャリアの積み方の本。 若い頃、藤原和博氏の本に出てきたリクルートの社訓「自ら… 続きを読む »

寛容論 – 論争においては互いに寛容でありたいし、自分が理解できないことについてはつねに謙虚でありたいものだ

評価・レビュー ☆5/5 18世紀のフランスで起きた冤罪事件 ジャン・カラス事件に端を発し、主にキリスト教のカトリックとプロテスタントの間で起きた悲しい事件を引き合いに出しつつ、ジャン・カラス事件の冤罪を晴らすため、そし… 続きを読む »

人望が集まる人の考え方 – 仕事などの人間関係で悩んでいるなら、確実に読んでおきたい一冊

評価・レビュー ☆5/5 人間が本来持っている特性を理解し、人間関係を良好にしようという本です。 人間とは本来、自分を受け入れ認めて欲しいという欲求があります。 それを満たしてあげることで、人間関係を好転させることができ… 続きを読む »

夢と金 – 「お金」が尽きると「夢」は尽きる。これが真実だ。

評価・レビュー ☆5/5 お笑い芸人で、絵本 えんとつ町のプペルの作家でもある西野亮廣さんの、夢とお金に関する本。 独特のオリジナルワールドを展開しているのかと思ったら、どちらかと言えば王道に近い内容で、そこに西野亮廣さ… 続きを読む »