評価・レビュー
☆5/5
ホームカミング、ファー・フロム・ホームに続くシリーズ3作目。アベンジャーズの戦いの後の話で多少アベンジャーズのネタバレがあるけど、知らなくても楽しめます。
とにかくエンタメ作品として非常に完成度が高いのは言うまでも無いのですが、最近流行りのマルチバースなどを取り入れつつ、それをしっかりストーリーに組み込み、さらにそれを表現できるCG技術が相まって、最高の作品に仕上がっています。
自分はあまり事前情報を知らず見たのですが、途中からワクワクが止まりませんでしたし、終盤はゾクゾクしましたね。本当にすごすぎるなと。
個人的にはスパイダーマンシリーズで文句なく最高傑作だと思います。集大成的な作品にもなっているので、むしろこれを超える作品を作るのってかなり難しいかなと。
あらすじ
ピーターがスパイダーマンだという記憶を世界から消すために、危険な呪文を唱えたドクター・ストレンジ。その結果、このユニバースに、ドック・オク、グリーン・ゴブリン、エレクトロ、サンドマン、リザードといった強敵たちを呼び寄せてしまう。マルチバースが現実のものとなってしまい、次々とスパイダーマンに襲い掛かるヴィラン達。その脅威は、恋人のMJ、親友のネッド、さらにはメイおばさんにまで。このユニバースを守り、愛する人達を守るために、最大の危機に晒されたピーターに突き付けられる<選択>とはー。
アマプラ:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
ちょいネタバレありの感想
いやあ、予告動画でもちょっと出ているのですが、本作は過去の映画 スパイダーマンシリーズの敵が登場します。それも当時の雰囲気のままで。これがすごい。そして当然、スパイダーマンも登場します。
リメイク作品などの場合、過去作に出演していた方が他の役で登場というのはありますが、本作はまんまで出てきます。いやあ技術の進化って素晴らしい。
また、マルチバースという概念によって、過去作のスパイダーマンが自然と登場できる世界観にしているのも良い点。
それぞれのスパイダーマンの違いをうまく表現しつつ、現代のスパイダーマン(トム・ホランド)がまさに今風ってのがわかりやすくなっているのも良かったなと思いました。
単体でも楽しめますが、理想的には初代 スパイダーマン、アメイジング・スパイダーマン、そしてホームカミング、ファー・フロム・ホームも見て本作を見ると、かなり楽しめるという感じです。
単純に過去作の人が登場というわけではなくて、しっかりとした世界観やストーリーがあって、さらに過去作の設定も活かして、そして今のスパイダーマンを立てた上で、エンタメ作品として面白いって驚異的だと思います。
3部作の集大成ではなく8部作の集大成でもあり、またアベンジャーズシリーズもしっかり絡めているわけで、うまくまとめすぎやろと思いました。