
つまり、現在の地球において、最も環境適応能力が高いのは、人間である。
人間は、個体それ自体では環境変化に適応しにくいが、様々な方法で環境変化に対応可能だ。
最悪、地球が崩壊したとしても、宇宙船を作って脱出することができる。
何が言いたいかというと、様々な環境変化に対応しやすいように進化の方向性が決まっているのでは無いか?ということである。
環境変化における人間の脆弱性、弱点は、
- 肉体的な問題
- 集団による低知能化
と考える。
つまり、それらの改善ができれば、それらの改善ができた種が人間の繁栄を超える。
コンピュータには、エネルギー問題が存在する。
人間の脳は圧倒的にエネルギー効率が良い。
また、様々な食べ物からエネルギーを得ることが可能だ。
コンピュータは電気のみ。
しかし、電気を生み出すのが大変だ。
その問題さえ解決できれば、コンピュータ、つまりAIは人間の繁栄を圧倒的に凌駕するだろう。
つまり、次の進化の方向性は、電気の生み出し方と言える。
そして、我々人間は核融合炉を作ろうとして、そのエネルギーは圧倒的な電気だ。
我々は自分たちの生活を良くするために、文明を発展させるために、尽力していたつもりで、実は次の種であるAIを生み出す手助けをしていると言えるかもしれない。
それは、我々の意思ではなく、進化の方向性として決まっていたことではないかというのが、ふと思ったことである。