あくまで個人的な考えをつらつらと書いたものです。時とともに考えは変わっていくので、書いている時点で思っていたことのメモ的なもの。
目次
中学生ぐらいまでは選挙が嫌だった
衆議院議員総選挙や参議院議員通常選挙があると夜の選挙特番は結構ずっと見ています。今は家にテレビが無いのでネット見ることが多いです。
もちろん、小学生とか中学生の頃は選挙が嫌いでした。
当然ですが、選挙特番が入ると楽しみにしていたテレビ番組が放送されなくなってしまうからです。
選挙はある意味リアリティーショー
それが変わったのが高校生ぐらいの頃です。
政治というものに興味を持ち始めたというのもあるのですが、選挙って見方を変えると非常に面白いなと感じました。
面白いと思ったポイントは、
- 当選落選は就職とか受験の合否発表に近い
- 人生をかけている人が多い
です。
当選落選は就職とか受験の合否発表に近い
まず最初は、選挙による当選落選は就職や受験の合否発表に近いなと。
皆さんは自分の就職や受験時の合格発表が、日本全国に放送されたらどう思いますか?
合格なら良いですけど、不合格だったのを公開されるので嫌じゃないでしょうか?
しかし、選挙はそれがすべて発表されるわけです。
就職や受験の合否って、人生の分岐点になる可能性が高いですよね。
選挙はその瞬間を見ることができます。
表現は悪いけど、バチェラーという番組でバラを最後に渡すシーンがありますが、選挙結果ってそれに近いんですよね。
人生をかけている人が多い
落選したからと言って、すぐ人生が終わるわけではありませんが、当選するかしないかはかなり大きな差です。
国会議員の年収は人によって違いますが約2,000万。衆議院議員の場合、解散しなければ任期は4年なので、選挙に勝てば約8,000万の収入になるわけです。
極端ですが、宝くじ1億当たったら嬉しいじゃないですか。国会議員になるということは、それと同じぐらいお金の面で嬉しいということです。
他にも政治家になることで利益は得られます。
だから、人生をかけている人が多いわけです。
当選すれば約1億ですよ、1億。みんな本気。
先程バチェラーの例を出しましたが、バチェラーは最後に勝っても結婚できるかどうはわかりません(大体別れてますよね)。
しかし、選挙で勝てばお金は確実にもらえます。つまり、本気度が違うわけです。面構えが違うのです。
もはやリアリティーショー
結局何が言いたかったかというと、選挙ってのはリアリティーショーに近いんですよね。
全員が全員そうではないですが、参加者たちの多くは、1億を貰うためにガチで戦っているです。
だから面白い。
そして僕たちはそれを見ることができる。選挙戦を見ることができるわけです。リアルタイムで。
こんな面白いことあります?
一国の首相が「ちくしょう」って言うリアル
個人的に一番選挙で面白かった1998年7月の参院選ですね。
自民党は大敗北し、当時の首相であった橋本龍太郎は思わず「ちくしょう」とつぶやきます。
一国の首相が、テレビの生放送で「ちくしょう」なんて心の声を漏らしてしまう。
あまりにリアルで、そこには様々な思いがあることがわかります。
そんなわけで政治に興味が無かったとしても、選挙をリアリティーショーとして捉えるとかなり面白いという話でした。
また、さらに政治的な背景を知っていると、選挙をもっと楽しめるようになるので、そういうのがきっかけで政治に興味を持っても良いのかなと個人的には思っています。