生命はエントロピーの増大法則があるから生まれた?

投稿者: | 2025年3月29日

進化とは、環境適応能力を高める方向に進むのではないか?とぼんやり考えて、ふと思ったことをつらつらと。

生命は領域拡大するもの

生命とは何でしょうか?

様々な定義があるのですが、個人的に「生命とは領域を拡大していくもの」なのかなと思っています。

遺伝子というシステムも結局は、複製を作るためのシステムで、増殖することが目的です。

増殖するということは、生命の領域を拡大していくと捉えることができます。

例えば鉄(Fe)。

増えて領域を拡大することは無いですよね。

しかし、生命と言われるものは、増殖できる状態にあれば、増えていくわけです。

環境さえ整っていれば、どんどん領域を拡大していきます。

さらに、生命は進化します。

進化によって環境に適用することで、生命の領域を拡大し続けていくわけです。

そこに終点はなく、どんどん領域を拡大していくのが基本。

次の進化は宇宙対応、その次は次元?

で、何が言いたいかというと、領域を拡大していくのが生命であるならば、まだ生命がいない領域へ拡大していくのが、次の目標と言うか。

まだ生命がいない領域に適応した種を進化で作るというか、それが進化は環境適応能力を高める方向に進むということです。

だから、我々は宇宙を目指す。

それは、人間の意思ではなく、生命が領域を拡大するものだからではないか?ということ。

次の進化は当然宇宙。その次は、次元なのかなとか。

そう考えると、進化を促進することもできるのではないか?というのが今思っているところです。

逆に言えば、それ以外の突然変異は、進化と呼ばないのかもしれません。

生命が領域拡大するのは、エントロピーの増大法則があるからではないか?

で、もしかするとですが、生命が領域を拡大するようにできているのは、エントロピーの増大法則があるからでは?と思いました。

つまり、エントロピーの増大法則があるから、生命は雑然とした方向に進むしかなく、雑然とした方向に進むということは、生命がいない領域に拡大していくしかないということです。

エントロピーの増大法則があるから、生命が誕生したという解釈もできるかもしれません。

まあ、証明する方法は無いのですが。

生命単体でみると、実はエントロピーの増大法則に反するシステムでもあります。

しかし、それは局所的というか、近視眼的な見方でしかないのかなと。

生命が宇宙へ進出していけば、確実に雑然さはアップしていくからです。

物質もそうですよね、ある瞬間だけ捉えたら、密になっている場所もできます。

しかし、時間経過によって、確実に雑然さが高くなっていく。

生命も一時の密な状態でしかないのではないかなと。

エントロピーの増大法則がない世界

エントロピーの増大法則が無い世界を考えてみると、そこには時間という概念が存在しません。

このあたりは、カルロ・ロヴェッリ氏の時間は存在しない 世界は「関係」でできているを読んでいただければなと。

時間という概念が存在しないというのは、結局、どんな状態も取りうるとことで、すべてがあって、すべてがないというか、ちょっと表現が難しいですけど。

結論だけ言えば、領域を拡大する必要がないということです。

だから、生命が存在する必要がないということ。

なんてことをぼんやりと思いました。

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