石丸伸二氏が2025/01/15に、結成した新しい地域政党「再生の道」の記者会見を行いました。
なんと日テレのYoutubeチャンネルがノーカットで放送。
気がつけば、最後まで観てしまいました。
いやあ、素晴らしい。
詳しい内容についてはYoutubeをぜひ御覧ください。
で、再生の道について、個人的に面白い試みだなあと思いつつ、2つほど懸念点がありました。
記者の方が質問するかなあと思ったけど、誰もしなかったので、大した問題ではないのかもしれませんが。
他政党の乗っ取り戦略
今回、特記事項として「現職の応募があった場合は、当該選挙区の候補とする。」というのがありました。
で、個人的に自分が都ファなり自民なりに所属していたら、とりあえず応募するだろうなと。
自分だけではなくて全員で。
現行の都議会の会派を会派構成・会派略称一覧 | 東京都議会で確認したところ、自民が30、都ファが27ありました。
この方たちが全員、再生の道に応募したら、その時点で再生の道の目標としてる55候補の擁立が終わります。
その段階で、再生の道は、自民と都ファの政党応援組織に変わるわけです。
ぶっちゃけて言えば、タダで石丸氏の応援をゲットできるので、相当美味しいなと。
で、自民と都ファで占めてしまえば、ライバルも蹴散らせます。
さらに、石丸氏が掲げる政治屋一掃も、骨抜きにできるわけです。
2期8年って長いですからね。その間に、いろいろとできることはあるわけで、問題の先延ばしも可能です。
一石二鳥どころか、一石三鳥かなと。
もしそうなったら、石丸氏はどうするのかな?とは思いました。
まあ、そんなことは絶対に起きませんが、自分が自民か都ファの人間だったら、確実に提案する戦略の1つですね。
石丸氏の選挙が重なった時はどうするのか?
もう1つの懸念事項が、今後、石丸氏の選挙と都議選が重なった場合、石丸氏はどう動くのか?という点です。
まあ、あまりないレアケースだとは思いますが、自身の選挙と都議選の応援とどっちを優先するのか?という話。
おそらく自身の選挙を辞めるという選択をするんじゃないかなとは思うのですが、個人的にはとても気になりました。
というのも、今後、このスキームを地方でもみたいな言い方をしていましたが、その時に石丸氏が応援に行く可能性もぼんやりと示唆されていたからです。
スキームをそのまま、他の方が地域政党のような形で立ち上げた場合は、自身の選挙と被った場合に応援に行くことは無いと思います。
しかし、再生の道が関わった場合は、ちょっと複雑になりそうです。
そういう意味で、最後の方にあった選挙プロデューサー的なポジションの質問は、もう少し突っ込んで質問してほしかったなと。
回答では4年に1回という話でしたが、もしほかの地域でも同じようなスキームで立ち上げることになれば、ちょっと話が変わってくるからです。
そのあたりは、たぶんまだぼんやりと構想はあるものの、確定の話では無いのだろうなと思っています。
なので、答えようがないのだろうと。
現実には起きないけど
まあ、どちらも、実際には起きそうにないとは思います。
ただ、前者の懸念点については、やる気になれば、今回の再生の道を潰すもっとも簡単な方法です。
石丸氏に対する脅威を強く感じていれば、やってくる可能性はゼロではないかなと。
かなり確率は低いですが。
そのあたりも見越した上での特記事項なんだろうなとは思っています。
政策が無いことは懸念点ではない
再生の道の狙いは、石丸氏の知名度を活かして、新しい政治家を政界に送り込むことです。
利権や汚職にまみれた政治家たちを駆逐するため。
なので、政策が無いことは、まったくもって懸念点ではありません。
また、スクリーニングとして、性格診断なども行われるようなので、面接まで通った人は、結構良い人材が揃うんじゃないかなと。
まあ、使う性格診断にも寄りますが。
性格診断については、自分も受けたことがありますし、内容を確認することもありましたが、自分がやったものは結構信憑性が高かったです。
二枚舌の傾向があり、裏切るという診断が出ていた社員が、実際に裏切ったので・・・。
マジで当たっててビックリしました。
なので、ちゃんとした性格診断のテストを使えば、変な人はそこで切れると思います。
ちなみに性格診断と書きましたが、一般的な性格診断ではないので、xxタイプみたいな感じではありません。
お金に汚いとか、嘘を付くとか、メンタルが弱いとか、そういうのがわかるテストです。
自分はメンタルが弱めと出ていて、実際にメンタルブレイクしているので、それも当たっているなと。